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管理者に必要なリーダーシップとは?

「訪問看護ステーションの管理者には、リーダーシップが必要です」という説明は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。もちろん、訪問看護ステーションの管理者は利用者に最高のケアを提供するために、チームを統制し率いていく事が重要なのは否定しません。

ただ、リーダーシップって、、、なに?となった方も少なくないのでは。今回は、訪問看護ステーションの管理者が持つべきリーダーシップの資質について、私なりの考察も含めて詳しく解説していきます。

ビジョンと方向性

訪問看護ステーションの管理者は、ステーション全体の明確なビジョンと方向性を理解し、担当するステーションへ示していく必要があります。管理者は、ステーションの達成目標を設定し、チームがその目標の達成に向けて努力することを支援することが重要な仕事です。

ステーションの目的と目標について共通の理解を生み出すことで、目的達成に向けたチームの足並みを揃えることができます。

コミュニケーションを効果的に使う

コミュニケーション力は訪問看護ステーションの管理者にとって重要なリーダーシップの資質です。チームや利用者、その家族などとにコミュニケーションを上手くとることで、周囲を巻き込んだ業務を推進することができるようになります。また伝えるだけではなく、管理者は聞き上手であるべきで、チームの懸念やフィードバックに積極的に耳を傾け、適切に対応することが求められます。これは信頼関係を築き、チームメンバーが評価され、話を聞いてもらっているという承認を届ける環境づくりに役立ちます。

さらに管理者は、チームメンバーに期待を届けることも忘れてはいけません。建設的なフィードバックを通してチームメンバーが自分の役割と責任を理解し、効果的に職務を遂行できるよう助ける必要があります。このように、伝える・聴くといったコミュニケーションを効果的に使うことが、管理者の資質で大事な要素となってきます。

情熱と冷静のバランス

感情を表すことも訪問看護ステーションの管理者にとって不可欠なリーダーシップです。相手の感情を理解し、共感や熱量を伝えることで、相手から信頼感を得ることにつながります。ポイントは「感情を管理下に置いて」行動することです。
管理者は影響範囲が大きいので、感情的な判断や言動は周囲を疲弊させます。自身の影響力を把握し、適切に対応することができれば、信頼関係を築き、ポジティブな職場文化を作ることができます。

権限を委譲する

権限委譲も重要なリーダーシップの資質です。管理者は、チームメンバーに効果的に仕事を委譲し、職務遂行に必要なサポートを行うことで、より大きな仕事を完遂できるはずです。権限委譲を通して信頼関係を築き、チームメンバーに力を与え、スキルや知識を向上させることも可能になります。また管理者は、目標設定やビジョンの策定など、より戦略的な業務に集中することができます。

対立の解消

対立の解消は訪問看護ステーションの管理者にとって不可欠なリーダーシップの資質です。管理者は、対立の原因を把握し解決することで、安定した職場環境を作ることができるはずです。
対立する双方の意見へ積極的に耳を傾け、違いを理解し、相互にとって有益な解決策を見出すことができれば、対立がエスカレートするのを防ぐことができ、働きやすい職場環境を生み出すことに繋がります。

結論

訪問看護ステーションの管理者は、リーダーシップを発揮していく必要があります。ただ、具体的にそれは何か?を今回記載いたしました。訪問看護ステーションの方向性を示す、効果的なコミュニケーション、感情コントロール、権限委譲、対立の解消などなど、多くの要素が必要になってきます。このようなリーダーシップの資質を持つことで、管理者はスタッフを統制、モチベートし、利用者に最高のケアを提供するステーションを作り上げることができるでしょう。

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