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【読書中感想文】ゴンママの言葉が刺さった件

**人生に大切なのは、自分に何が起こったか、じゃなくて起こったことに対して何をするか、なのよ。
起こったことなんて、そのまま受け入れればいいの。どうせ過去は変えられないんだから**

今読み進めている小説【大切なことほど小声でささやく/著.森沢明夫】に登場する主役(?)のゴンママのセリフだ。

響いた。心にすどーんと響いた。

過去の大失態

大勢の人が言う『失敗』をわたし自身は『失敗』とは思っていない。わたしは『失態』だと思っている。過去に起こった失敗は偶発的に起こったことではなく自らの行動や態度が招いたアンハッピーなことだと思う。

ゴンママの言葉から解釈すれば『起こったことに対する行動が間違っていた時』がある。

わかりにくいので、実例をひとつ。

2022年11月のこと。わたしは11/1付で勤務先を異動した。理由は、私が職場で浮いていたから。

私は長年、同僚の怠惰な仕事ぶりに不満を抱えていた。その点については本人に直接口頭で注意もした。それでも改善に至らず、わたしは同僚に対して冷たい態度をとるようになった。

もっと言うと、相手を傷つける鋭い言葉と見放した態度。もう私には話しかけないで下さいという拒否反応を示していた。

2年間我慢もしたが、我慢が続くわけなかった。それでも優しく接するなんて無理だった。私は同僚たちを敬えず、これではいけないと悩みながらも、仲間を信頼せずにひとりで猛進していた。

気の合わない同僚が現れたという偶発的な出来事に対し、私の取った行動は同僚を信頼しないで見切りをつけることだった。

これは私の失態だった。

と言うわけで

そんな私は当然、干されることになる。同僚から信頼を失い『一緒に仕事したくない』と言われ、事実上、左遷になった。管理職を降りることとなった。

当たり前の流れである。

ただ、私に起きたこの人事異動という出来事に対して、私は反発せず受け入れた。今となっては異動して良かったと思う。

人事異動の提案があった時は『は?なんで私が異動しなきゃならないの?』という気持ちはあったが、その時はすでに抗う気力がなかった。

今思うこと

異動して、管理職の肩書きを外して思う。組織のリーダーとして至らない点ばかりではあったけれど、いい経験だったと。

自分の器のリアルなサイズに気づいた。器はちっちゃいだろうなと自覚していたが、ホントにちいさかった。

そして、きっと私はもう変われないと。匙を投げたのではない。受け入れることにした。

私の器はちっちぇのだ。これからもそのまんまで生きていこうと思ってる。

終わり

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