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記憶④

日傘、カーディガンを家に置いてきた。今年一紫外線を浴びる。散歩しながら自由律俳句を考える。歩行速度を落とし周囲の木々をイヤホンなしでゆっくり見渡す。凄く純粋な散歩をする気持ちになる。自分の中にある散歩の散歩像に浸り公園を歩く。

昨日から小蝸のでんでん1、2を飼育。この暑さで就寝中にエスカルゴになっていたらどうしようかと思う。無事に2匹とも生きる。

起床したら母がでんでんたちに梨皮、人参、庭の小石を与える。虫籠代わりのペットボトルまで新しいものを拵る。

昨日「もう飽きた。明日にでも庭に放す?」と言うくせ心做しか昨日より張り切って世話をしているよう見える。

夕飯時は蝸を肴に2人で缶チューハイを半分こして飲む。蝸を肴にと書くとかなり紛らわしい。この場合は飼育している蝸を観察しながらの意。

今日は2匹揃い首を伸ばしながら梨皮を必死に食べる所が面白い。虫眼鏡で見る。本当凄い。口部分を前後にモグモグさせちゃんと目の前のものを食べる様子がしっかり見える。見ていて飽きない。

人のように顔、手足があり言葉を使い感情を表現したりはしない。何かを食べ生命維持する所が生物として当たり前。何だか神秘的で愛おしい。

今日は頑張って飲む。私は水を飲むのが小さい頃から苦手。人より喉が乾かないから水分摂取量も少なめで大丈夫。流石に夏。最近はペットボトル1本分位は水が飲める。

専門学生の頃パン屋でバイトをしていた。閉店後片付けが終わる頃には夏だと喉がカラカラ。店の通用口〜バスに乗るまでの道にあるスーパーでいつもヨーグリーナを買う。

バス停でバスを待つ間に気が済むまで飲み、バスに乗っても隙を見つけては飲み、バスを降りるまでに500mlのヨーグリーナを飲み干す。一時期、私のストレス発散法。何それ。

何時もは1日500mlペットボトルの1/4しか飲めない。夏になると可笑しくなる位水分を欲す。気持ち悪く面白くバスで飲み干す遊びをする。凄くどうでもいい記憶。

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