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普通じゃない自律神経の話

こんにちは!理学療法士の「あらい」です。

今回は自律神経のお話。ただしコンセプトは「ありふれない」です。

自律神経不調に関する細かい説明は他の書籍やメディアでもやってます。だけどそれじゃ良くならない、乱れたまま変化ない、何度も繰り返す…
そんな方に向けた、文献や書籍の知識をfull導入した、自分なりの解釈で少しでも役に立てたらと思います。

解説動画はYouTubeの方にも上げてありますので是非見てみてください。細かい解説は文章の方がいいと思います。(動画で抜けた部分があるため汗)

≪総論≫

※≪総論≫では具体的な方法論より”知識”をメインとしています。

キホン:自律神経=交感神経・副交感神経に分けられ対をなす作用を持つ

自律神経を乱れさせないポイント3
1)自律神経は交感神経と副交感神経±0の状態が理想
自律神経失調症やその他自律神経から起因する病気はこの均衡バランスがくずれた状態を言います。例:交感神経8 対 副交感神経2 など
特に近年では交感神経が優位になりすぎているケースが非常に増えています。

なぜか?=ストレスが爆増しているから!
ストレスには交感神経を優位にする働きがあり、この状態が継続することで均衡状態が崩れ、実際に体に不調(不眠、眩暈、頭痛、動悸など多岐にわたる)として現れ始める。自己修正不可能なレベルまできてしまったのが”自律神経失調症”です。

2)ストレスの原因って??
原因といっても対人関係、恋愛、孤独、仕事などいろいろありますよね!多岐にわたりすぎていて、どれか特定不可能です。個人的見解では”情報量が多くなりすぎている”からストレスが爆増ている!

過去からさかのぼっても現代日本は素晴らしい社会になりました。多くの人が飢餓で苦しむこともないし、ほしいものはスマホでぽちっと次の日には届くし、分からないことはスマホで調べれば一瞬で出てきます。そんな折、物は増え続け、1日スマホに没頭…気づけば常に何かを考えていて頭の休まる時間はない状態!やることいっぱいでなにからやればいいやら…

これが情報過多による”マルチタスクストレス”です。
複数の要求にさらされ続けると、脳は圧倒され、マルチタスクにより情報処理能力を低下させるコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が促進されます。コルチゾールが増えると脳の神経細胞が委縮し、伝達を阻害するばかりか感情をつかさどる偏桃体と呼ばれる部分の萎縮を招きます。すると「恐怖」、「攻撃」、「不安」といったネガティブな感情が脳内に氾濫することになります。ネガティブ感情の氾濫は更なるストレスを生み悪循環に陥るこれが、自律神経バランスを崩す原因の1つだと考えています。

3)整える方法はたくさんある。ただし改善法ではない!
整える方法は以下の通り、一般的に紹介されている内容です。
①生活習慣:生活リズムを整える。早寝早起きの原則
②食事:規則だたしく、3食偏りなく食べる
③ケア:好きなことをする。音楽聞いたり趣味活動
④静養:努力的何もしないこと。瞑想に近い。
⑤運動:ウォーキングがおすすめ
均衡バランスのくずれた自律神経を±0の状態に近づけるのにそれぞれが有効である。でもよくならない、でも繰り返す、整えることはできても改善させることは難しい、原因のストレスをゼロにすることは不可能だからです。

理学療法士の観点から申し上げると
改善法に近いのは、

精神的ストレスと肉体的ストレス±0の状態を目指す!

もしくは精神的ストレス≦肉体的ストレスの状態をつくる!

のがおすすめ!
例:デスクワークで疲れたー(内訳:精神的疲労8 肉体2)精神的疲労が肉体のものと同一視されている。実際は座ってパソコンに向かっていたり、電話対応だったりするわけで、スポーツとかに比べたら全然体が動いていないことになりますよね。つまり精神的疲労が主観的に強すぎて客観的に見たら体全然動かしていない!ということが多くなっているのではないでしょうか。

だからこそ、精神的に疲れたーと思う時こそ体をより追い込んで運動した方がよいのです。精神的疲労8に対しウォーキング10分…肉体的疲労3程度では足りないですよね。このように今日1日自分はどっちのストレスがおおかったかな?と自問自答してみるのもありですね。自分の中で精神的ストレスが大きかったらその分体を動かしたり、逆に体がめっちゃ疲れてたら、仕事や読書で頭を使うのもありですね。

次回は実践編として具体的な方法論を詳しく解説出来たらと思います。

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