『Aqours 6th LoveLive!〜KU-RU-KU-RU Rock'n' Roll TOUR〜<SUNNY STAGE>埼玉公演。「変わっていくもの」、「変わらないもの」。セカンドホームで見た「世界は、素敵だなって、楽しくて。」
前回記事、<OCEAN STAGE>に続きまして、
Aqours 6th LoveLive!〜KU-RU-KU-RU Rock'n'Roll TOUR〜 <SUNNY STAGE>埼玉公演の感想を書いていきたいと思います!!
1.はじめに
今回の6thツアー、埼玉公演の会場はベルーナドーム(旧:メットライフドーム)。
Aqoursのライブ会場としては、
・Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR(2017年9月)
・Aqours 3rd LoveLive!Tour〜WONDERFUL STORIES〜(2018年6月)
・Aqours 5th LoveLive! 〜Next SPARKLING!!〜(2019年6月)
そして今回の6thツアーと4回目の公演目。
また、開催予定であった
・Aqours 6th LoveLive!DOME TOUR 2020 -SECOND HOME STAGE-(2020年9月開催予定、後に中止発表)
も同じくメットライフドームでの開催予定でした。
6月〜9月の「夏」の季節に、2017〜2019年まで毎年行われていたAqoursのメットライフドーム公演。
もはやAqoursの「夏の風物詩」とも言える、この"恒例"。
2017年の2ndツアーで歌われた、
「地元愛♡満タン☆サマーライフ」の歌詞通り、
と毎年、夏の"約束"を更新していくような、嬉しさがありました。
その"恒例"も、2020年の5大ドームツアーの中止により一度は途切れてしまいましたが、
今回、季節は春、まだ寒い3月ではありましたが、
「Aqours 6th LoveLive!〜KU-RU-KU-RU Rock'n'Roll TOUR〜 <SUNNY STAGE>」として再び、この場所での再会が実現しました。
名称もベルーナドームに改まり、
否が応でも時の流れを感じずにはいられませんが、新たな"約束"の再出発。
「ここで、Aqoursと過ごす」。
「場所」が持つ、積み重ねた日々の意味をどこよりも感じる場所がここ、西武球場だったのかもしれません。
2.セットリスト
▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎
『Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <SUNNY STAGE>』
2022/03/05 Day1 セットリスト
01. KU-RU-KU-RU Cruller!
02. 太陽を追いかけろ!
03. 君のこころは輝いてるかい?
04. DREAMY COLOR
05. 待ってて愛のうた/松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉
06. MY "LIST" to you!/国木田花丸、黒澤ルビィ、津島善子
07. PURE PHRASE/桜内梨子
08. Never giving up!/高海千歌
09. 突然/GIRL
10. Perfect SEKAI/黒澤ダイヤ
11. Aqours Pirates Desire
12. Daydream Warrior
13. スリリング・ワンウェイ
14. HAPPY PARTY TRAIN
15.届かない星だとしても
16. 青空Jumping Heart
17. Wake up,Challenger!!
18. Step!ZERO to ONE
19. 涙×
20. WONDERFUL STORIES
EN:01. not ALONE not HITORI
EN:02. SUKI for you, DREAM for you!
▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎
『Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~ <SUNNY STAGE>』
2022/03/06 Day2 セットリスト
01. KU-RU-KU-RU Cruller!
02. 太陽を追いかけろ!
03. 君のこころは輝いてるかい?
04. DREAMY COLOR
05. 待ってて愛のうた/松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉
06. 少女以上の恋がしたい/高海千歌、渡辺曜、桜内梨子
07. コットンキャンディえいえいおー!/黒澤ルビィ
08. あこがれランララン/国木田花丸
09. タテホコツバサ/津島善子
10. もっとね!/松浦果南
11.Shiny Racers/小原鞠莉
12. Aqours Pirates Desire
13. Daydream Warrior
14. スリリング・ワンウェイ
15. HAPPY PARTY TRAIN
16.届かない星だとしても
17. 青空Jumping Heart
18. Wake up,Challenger!!
19. Aqours☆HEROES
20. 涙×
21. WONDERFUL STORIES
EN:01. not ALONE not HITORI
EN:02. SUKI for you, DREAM for you!
▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎
各セクションごとに感想を書き殴っていきます。
01. KU-RU-KU-RU Cruller!
02. 太陽を追いかけろ!
開幕は、名古屋公演<OCEAN STAGE>と同じくライブ表題曲である「KU-RU-KU-RU Cruller!」。
そして2曲目は<OCEAN STAGE>の「Hop?Stop?Nonstop!」と入れ替わりで「太陽を追いかけろ!」が披露されました。
ナンバリングライブでの9人での披露は、実に2ndツアーの同会場以来。タイトルの「太陽」が<SUNNY STAGE>にもぴったりな一曲が、すでに<OCEAN STAGE>と違った思い出を作ることを確信させるセレクトでした。
個人的にはアーティストのライブのセトリには、「日替わり楽曲等価交換の法則」みたいなのがたると思ってて、
例えば
「WATER BLUE NEW WORLD」⇄「MIRAI TICKET」のAqoursのラブライブ本戦クライマックス楽曲同士の日替わりや、
「恋になりたいAQUARIUM」⇄「HAPPY PARTY TRAIN」のナンバリングシングル同士の日替わりなど、
両日、人気やレア度や、物語内やセトリ内での重みなど、その曲の持つ力が、ほぼ同格になるような曲同士の入れ替えが行われるようになってると思ってますが、
今回は<OCEAN STAGE>と<SUNNY STAGE>で
「Hop?Stop?Nonstop!」⇄「太陽を追いかけろ!」の曲交換。
前者は、言わずもがなの「鞠莉センター」で、
後者は、もしかしたら「鈴木愛奈センター」。
今公演、両日ともに絶好調の鈴木愛奈さんの「シャイニィイイイイ!!!!」のロングトーンには、
言外に「今日、イケるよ!」の想いも伝わってくるほど。
当日の朝になるまで、全員欠けずに参加できるか、というところもご時世上、分からない中、
それでも伊波杏樹さんが
「Aqours集合ー!!!!番号ーー!!」と叫ぶ、この曲をやるという「全員集合を確信してた」としか思えない「運命力」も、流石、Aqours。
「パーフェクトナイン」となった9人で、<SUNNY STAGE>が開幕します。
03. 君のこころは輝いてるかい?
04. DREAMY COLOR
ここも<OCEAN STAGE>とのセットリストの違い、久しぶりの有観客で披露される、はじまりの曲「君のこころは輝いてるかい?」。
そして、<OCEAN STAGE>での序盤の披露が"伏線"になっていた、今回<SUNNY STAGE>の「DREAMY COLOR」。
<OCEAN STAGE>では披露がなかった「君のこころは輝いてるかい?」。久々の披露である斉藤朱夏さんの「馬跳び」の勢いのまま、メンバー全員が花道を駆け抜けてセンターステージへ。
さらに、細かく「時間を調整」して、
半野外であるベルーナドームに差し込む夕陽は、
メンバーがたどり着いたセンターステージへ綺麗に差し込む時刻に。
そして、披露されるのは、
<SUNNY STAGE>のサブタイトルのように、
まさに、「太陽」を味方につけた、
MV通りの「夕焼けの中のDREAMY COLOR」。
時間帯的にベルーナドームの最終日にしかできない演出でしたが、これをやるために<OCEAN STAGE>から大技「DREAMY COLOR」を序盤に据えていた仕掛け。
キャストは「偶然」と言ってましたが、かなり厳密なタイムスケジュールの元での演出に見えましたし、これが「偶然」ならそれも「運命力」。
次第に陽も傾き、夕陽の見え方も変わってくるこの限られた1日の中の「一瞬」で、
と歌う高槻かなこさんパートを聞き、
「この夕焼けの中の「DREAMY COLOR」を聴けた今日という日、絶対消えない思い出になる!」と確信していました。
05. 待ってて愛のうた/松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉
06. MY "LIST" to you!/国木田花丸、黒澤ルビィ、津島善子 ⇄06. 少女以上の恋がしたい/高海千歌、渡辺曜、桜内梨子
<OCEAN STAGE>に引き続き、「DREAMY COLOR」の後は、学年ごとの「恋の歌」セクション。
初披露となる3年生の9人曲カバー楽曲は、「待ってて愛のうた」。
かつて、「μ'sのスノハレ」に憧れて、「恋の歌」に焦がれていた千歌たちでしたが、
こうして学年ごとにテイストの違う「恋の歌」を歌い上げる様子は、そう言った意味でも感慨深く、印象的なセクション。
特に初日の1年生の「MY"LIST" to you!」は、
「誕生日 覚えて 星座は知らなくても」の歌詞に擬えて、前日3月4日が誕生日の国木田花丸ちゃんをお祝いする場面もあり、歌詞の小ネタを満遍なく拾っていく秀逸なセットリストでした。
07. PURE PHRASE/桜内梨子
ここからは「待ちに待った」と言わんばかりの各ソロ曲パート、
同じ西武球場で開催された3rdライブを彷彿とさせるナンバリングでのソロ曲披露です。
開幕は「PURE PHRASE」。
Guilty Kiss 2ndライブで先行披露されていたこの楽曲ですが、ドーム級の会場に合わせて花道を歩く演出に。
元々「梨子ちゃんがパリの街を旅行しているイメージ」という情景から演出や衣装を考えてた逢田梨香子さんでしたが、それをベルーナドームでは「自分の足で会場中を一歩一歩あるく」という演出でその様子を表現。
逢田梨香子さんのこの楽曲へのイメージというか、感性そのものが好き…、となるくらい素敵な演出。
東京ガーデンシアターの時とは一味も二味も違う「PURE PHRASE」。
そして少し寒かったですが、
新生活、新たな生活が始まる3月のこの時期に「PURE PHRASE」が聴けたことも非常に嬉しかったです。
08. Never giving up!/高海千歌
そして次は「Never giving up!」。
こちらは千歌所属のユニット、CYaRon!でも披露されていなかった初披露の楽曲。
レジェンド級のバックバンドを付け、新しいラブライブ!サンシャイン!!の可能性を提示したCYaRon!のライブ。その一方で8月のAZALEAの1stライブで未披露であった「あこがれランララン」を置いていかなかったリーダーの「進みつつ、信じて待つ」の想いがこもっていたように見えたCYaRon!のソロ曲温存、時が満ちて今初披露されます。
前回のナンバリング以降、着実に舞台の出演回数を増やしている伊波杏樹さんらしく、「表現力」のステージ。
歌中の8回「手を伸ばす」振り付けも、各メンバーの身長を意識して角度を変えているとのこと。
ステージングは流石「舞台女優」という仕上がりで、ここ約3年間の個人活動で得たものを全て「高海千歌」として出力してくる様子は、かなりグッと来るものがありました。
最後のみら僕、ミラウェなどの「高海千歌の写真」がアルバムのように散りばめられる演出は、
今回セトリ入りしなかった、過去のライブでの思い出や叶えた夢まで連れてくるような演出。
特に大技の演出上、再演の可能性が低い「MIRACLE WAVE」の思い出まで、この2022年のベルーナドームに連れてきた伊波杏樹さんのステージは、流石、流石としか言いようがないステージでした。
09. 突然GIRL/渡辺曜
続くは、こちらも初披露の「突然GIRL」。
バックステージで披露されるこの楽曲の衣装は、
「船長衣装」。
少し懐かしいですが、モーニング娘。の「ザ☆ピ〜ス!」を思い出しちゃうような、アイドルには珍しいパンツスタイルのセーラー衣装。
Pink × Blackの衣装もですが、斉藤朱夏さん、とにかくパンツスタイルの衣装が似合う!!
さらに渡辺曜ちゃんの夢を叶えてくれてるような「船長衣装」がとてもとても愛らしい、そんなステージ。
かつては「曜ちゃんがバク転するなら私もやる!」と言ってた斉藤朱夏さんが、今度は「あたしが曜ちゃんの夢を叶える」と言った構図になっているような「船長衣装」を提案したこと自体もエモーショナル。
ソロアーティストとしての活動も経て、しっかりと、でもキュートに歌い上げた姿は印象的でしたし、最後の「千歌ちゃん!梨子ちゃん!」とソロ曲を終えたメンバーに話しかけるような"伏線"の演出もニクく、最後の「飛び込み」も驚きの、「突然GIRL、渡辺曜」らしいステージでした。
10.Perfect SEKAI/黒澤ダイヤ
初日最後のソロ曲は「Perfect SEKAI」。
ここで唯一の三年生からの披露でしたが、これが二日目の"あの演出"の伏線となっているのも振り返れば面白く、
斉藤朱夏さん/逢田梨香子さんの 対照的な「ソロ歌手」組。
そして伊波杏樹さん/小宮有紗さんの「女優組」とも言える初日の選抜になってたのも印象的でした。
他の3人に比べて披露数は多い「Pefect SEKAI」でしたが、その分の演出もブラッシュアップ、
初のドーム級会場での披露で、
より圧巻の世界観構築。圧倒的な「美」。
まさに黒澤ダイヤかつ、小宮有紗とも言えるステージングでした。
Day2
07. コットンキャンディえいえいおー!/黒澤ルビィ
2日目はメンバーを変えて後半のソロ曲披露。
2日目開幕は、最初からクライマックスとも言える、「コットンキャンディえいえいおー!」。
リリース以降、事あるごとに「黒澤ルビィ役降幡 愛です!えいえいおー!」のように、「匂わせ」を続けていた降幡 愛さんですが、<SUNNY STAGE>では逆に不思議なくらい「えいえいおー!」を言わなかったのは、まさに「嵐の前の静けさ」。待望の初披露となります。
そうぶっこむ降幡 愛さんに、「(俺らの気持ち…、"理解"ってる…!!!)」とますます会場は一つに。歓声こそは出せませんが、たぎる会場の空気が忘れられません。
そして伝説の前口上が終わり、待望の歌い初めで…。
おねえちゃんおる!!!!!
昨日日本刀振り回してかっこよかったおねえちゃんおるッッッ!!!!!!
あとシマウマもおる!!!!!!!
友情出演は黒澤ダイヤ役小宮有紗さん。
昨日との殺陣の演出とは打って変わって、コミカルな「コットンキャンディワールド」を作り上げる黒子(くろこ)役として出演します。
(黒子(ほくろ)キャラだけに!!!)
ステージ上にはMV上に登場する小物もあしらわれ、一発撮りでの「シンクロパフォーマンス」が繰り広げられます。
同日はウマ娘プリティーダービーのライブも武蔵野の森で開催されていましたが、まさか所沢でもステージ上でウマを見ることになるのは思っていませんでした。(しましまシマウマ)
そして人外の動きにて再現不可能と思われていた
可哀想に❗️ダンスも完全再現し、
馬跳び、ピアノ、バク転に継ぐ史上最高難易度とも言える「コットンキャンディえいえいおー!」完全シンクロを成し遂げます。
その後もティンパニやシンバル、タライかき氷や
チョコレートバナナなどの小物を小宮有紗さんとの連携で次々と一発撮りの一発本番でMVをシンクロ再現。
私は、この辺りで泣き始めていました。
理由は、分かりません。
ただただ、感動していました。
なんだ、この感動は。
楽しい、楽しい気持ちの中で涙が止まらない。
これ…、、この感動、どこがで経験したことがある…、、、この感動…、、、もしや…!!!
東京オリンピック2020 開会式で行われた
ピクトグラムパフォーマンス…!!!!
一発撮り、ライブというみんなが注目する中、黒子役の小宮有紗さんやスタッフさんと全身全霊でパフォーマンスする降幡 愛さんが抱かせてくるこの感動は、「ピクトグラム」を見た時のような、世界リアルタイム性の一体感、少しのヒヤヒヤ感、そして映像が完成していく興奮、ワクワク、さまざまな感情が混ざった感動。
「コットンキャンディえいえいおー!」にはそんな感動がありました。
ライブ……!!!これがライブだ…!!!!
そして何より、「楽しい」の気持ちが止まらないんです。
そして、ファンの待望していた楽曲だけに披露時のハードルも高いなんてものじゃありませんでしたが、それをゆうに超えていくパフォーマンスが、とにかく「楽しかった」んです。
どこかで、2020年以前のライブ、声が出せていた頃のライブという場所の「楽しさ」や「一体感」を、新しい生活様式でのライブは超える事がてきないんじゃ、という思考が頭の中にありました。
それが、真っ向から否定されて、
頭が、脳が、心が、
「楽しい!!!!!!!」
に埋め尽くされていく感覚が、「コットンキャンディえいえいおー!」にはありました。
こんな世の中でも、
まだこんなに楽しいことってあるんだ。
こんな楽しいこと、やっていいんだ。
そう思ったら「世界は素敵だなって楽しくて」。
そんな、「コットンキャンディえいえいおー!」でした。
08. あこがれランララン/国木田花丸
そして次曲も、待望の。
「あこがれランララン」。
私の大好きな一曲。ライブで聴けて本当に嬉しかった一曲です。
高槻かなこさんが着る衣装は、MVのタイトル部分に一瞬だけ映る「魔女っ子衣装」。
これを衣装に落とし込んでくれるか〜!!!という喜びと驚き。
花丸ちゃんの「感情豊か」な部分が全面に出たMV を背にメインステージで披露される「あこがれランララン」。
同じく「表情豊か」な高槻かなこさんがそれを背負って歌うからこその、DJの時では絶対に味わえなかった「あこがれランララン」がそこにはあり、
後ろの花丸ちゃんと顔の角度を高槻かなこさんとシンクロさせて映し出すカメラワークやスイッチングも印象的。
千歌たち各メンバーも出演するMVは、ソロ楽曲の初披露順最後を飾るのに相応しい楽曲でした。
ありがとう!!!
待ってたよ!!!!
09. タテホコツバサ/津島善子
次は天使のヨハネの「タテホコツバサ」。
Guilty Kissの時とは演出が変わり、トロッコ上での披露です。
「アイドル全面な楽曲×トロッコ×小林愛香」の方程式は、かなり「狂わせ」の濃度が高く、
目まぐるしく「ファンサ」を行いながら会場中をトロッコで回る小林愛香さんは、「ダンサー」、「歌手」としても、そして「アイドル」としても優等生。
「目線がどちらでも受け止めて!」の歌詞の時に今まで見てた方向から振り返って後ろにいるファンにも「目線」を振り撒く姿は、もう、あなたが…、ナンバー1です…、という感じの演出、
振っていたヨハネカラーの白色のライトはもはや白旗を意味していました。
降参です、あなたが一番かわいいです。
10. もっとね!/松浦果南
次は「もっとね!」。
「麦わら×白ワンピ×諏訪ななかさん」というこれまた最強方程式から成る楽曲ですが、会場着いて2日目の気温を感じてすぐに頭をよぎったのが
「この気温、二日目のもっとね!衣装(白ワンピ、麦わら帽子)の諏訪ななかさん、めちゃくちゃ寒いんじゃね???」でした。
不安の中、トロッコで登場したのは「新もっとね!衣装」に身を包んだ諏訪ななかさん。
防寒機能を手に入れた諏訪ななかさんは苦手な寒さに負けず、可憐に歌います。
個人的に、
「諏訪ななかさんの『かっこいい』を松浦果南が引き出して、
松浦果南の『かわいい』を諏訪ななかさんが引き出している」コンビだと思っているので、
「もっとね!」はめちゃくちゃこの2人らしいな、って楽曲で大好きです。
11.Shiny Racers
大トリを務めるのは、「小原鞠莉の歌唱力」。
「Shiny Racers」。
Guilty Kissの時はギタリストのMEGさんとのコラボ楽曲でしたが今回は単身での披露。
Aqoursのソロ曲って、
ステッキとかスーツケースとか日本刀とか
魔法の箒とかシマウマとか
小道具演出なんでもありのステージなんですけど、そこに3rdライブの「New winding road」と同じく、
「スタンドマイク」一本で、西武球場を制圧する
鈴木愛奈さんの「歌唱力」に痺れるところがありました。
懐かしくも、確実に進化を続ける鈴木愛奈さんの西武球場制圧。
この人の「あぁ、この子の声はどこまでも遠くまで伸びて、響いていくんだろうな」と思える生歌唱が本当に大好きです。
12. Aqours Pirates Desire
13. Daydream Warrior
14. スリリング・ワンウェイ
15. HAPPY PARTY TRAIN
16.届かない星だとしても
次のセクションは<OCEAN STAGE>と同じく、
Pink × Black衣装でのクール属性楽曲を詰め込んだセクション。
「Daydream Warrior」から「君の瞳を巡る冒険」とクール→クールで繋いだ<OCEAN STAGE>に対して、
<SUNNY STAGE>はまさに"伝家の宝刀"、
「Daydream Warrior」→「スリリング・ワンウェイ」のクール→ホットの最強コンボが取り入れられました。
8人でのオンラインライブや、Guilty Kiss、CYaRon!での披露はありましたが、
"9人"での有観客披露は5thライブ以来の「1000日」ぶり。
「所沢といえばこれでしょ!!!!」
と言わんばかりの「Daydream Warrior」→「スリリング・ワンウェイ」には、楽曲同士のシナジーや「場所」に染み込んだ思い出の強みが出ていた<SUNNY STAGE>らしさも強く感じました。
「恋になりたいAQUARIUM」からの変更の、
「HAPPY PARTY TRAIN」も、大人っぽい衣装のPink × Black衣装での披露になると、この曲の「大人っぽい切なさ」の部分が強まり、よりエモーショナルになりましたし、
「WATER BLUE NEW WORLD」からの変更は
「届かない星だとしても」。
ラブライブ!フェスでの披露が印象的だったこの曲でしたが、「クラップ」で盛り上がれるこの曲は、今回の歓声なしのツアーで演るべき曲のひとつだったでしょう。
17. 青空Jumping Heart
18. Wake up,Challenger!!
19. Step!ZERO to ONE⇄Aqours☆HEROES
クールなAqoursの詰め込まれたPink × Black衣装のセクションからは、「新青ジャン衣装(キラジャン)」での「王道Aqours」のセクション。
お馴染みの「青空Jumping Heart」では、降幡 愛さんが2番の黒澤ルビィパートでコットンキャンディのフリをアドリブで入れる遊び心も垣間見れる、余裕も観れる「王道」っぷり。
<OCEAN STAGE>との対比としては
「冒険Type A,B,C!!」が「Wake up,Challenge!!」に。
近年のAqoursの盛り上げ曲同士の入れ替えでもありつつ、
<OCEAN STAGE>での「君の瞳を巡る冒険」。
<SUNNY STAGE>では「Wake up,Challenger!!」といった感じで「梨子センター曲」という括りでも対になっていた印象もあります。
<MC>
20. 涙×
21. WONDERFUL STORIE
本編ラスト楽曲に行く前に、新情報発表と最後の挨拶が入ります。
初日は、
・「ラブライブ!シリーズ」×「パ・リーグ」コラボの発表。
2日目は
・KU-RU-KU-RU Rock'n'Rollリアレンジアルバム制作決定
・初音ミクとのアーティストコラボ楽曲
『BANZAI! digital tripper』2022年8月24日発売決定。
・Aqours7周年Project始動
・Aqours CLUB 2022開設決定
・地元・沼津でのファンミーティング開催決定。
の盛りだくさんの内容。
「止まらない、この9人が、Aqoursです!」の言葉通り、たくさんの「約束」がまた生まれた新情報発表。
また、「Aqoursに会える」。
そのことへの感謝の気持ちがいっばいの新情報でした。
最後の挨拶は、
初日は「半野外」の会場ならではの「花粉」トークで盛り上がる9人。
ツアーともなるとだんだんとフリーダムになってくるMCも「Aqoursらしさ」。
2日目は、会場の寒さにも触れつつも、
熱いMCが叫ばれました。
Aqoursの楽曲や、自身のソロ楽曲に触れつつ、
「Aqoursが『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語を作っていく!!」と叫ぶ降幡 愛さん。
前回のDREAMY CONCERTもですが、「キャスト」発信の活動も目立つ最近のAqoursですが、
こうして「言葉」にして叫んだことに、大きな意味があったのではないでしょうか。
リリースしたばかりの「行雲流水」の精神に触れつつ、今後の「声出しライブ」への夢を語る高槻かなこさんも毎回、Aqoursの新しい夢を口にしてくれるメンバーの1人です。
と寒さに凍えつつ、雪の女王も真っ青なくらい「ありのまま」すぎるMCをする諏訪ななかさん。
「少しも寒くないわ」とは言いません。
クールに見えて誰よりもホットな情熱をボヤくように呟く諏訪ななかさん。
「いつになるか分からないけど、
声が出せる日までAqoursを続ける。」、
この言葉って、本質的なところが
と繋がるところがあると思います。
降幡 愛さんの言葉通り、
今は「(キャストの)Aqoursが『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語を紡ぐ」番。
ですが、キャストのAqoursの心には、きっと今まで千歌たちと一緒に歩幅を合わせて駆け抜けてきた数年間の想いや、言葉が染み付いてて、
今は千歌たちは伊波さんたちAqoursの前は走っていないかもしれないけれど、
でも、千歌たちとラブライブ!決勝まで駆け抜けたあの季節の中で見つけた輝きや、想いや、こころ、言葉は。
キャストたちをこれからも絶対照らしている。
そんなことを思いながら聞いていたMCでした。
そして披露されるのは
「涙×」。
ミラーボールの演出が映し出されるベルーナドームの天井は。
やっぱりさまざまな思い出が詰まった天井で。
「HAPPY PARTY TRAIN TOUR」の最後に「ご乗車ありがとうございました」の文字だったり。
みんなで作った5thの虹だったり。
そんな「場所」に染み込んだ思い出を振り返りながら聴く「涙×」はバンテリンドームともまた違った想いが溢れました。
そして、「涙×」の後はテレビアニメ第2期最終話挿入歌「WONDERFUL STORIES」。
<OCEAN STAGE>はテレビアニメ第1期最終話挿入歌「MIRAI TICKET」だったのでそこは、分かりやすく対比になっていました。
同じくこの西武球場から開幕した3rdライブツアーの表題曲だけあって、歴代の挿入歌衣装を着たMVも合わせて、懐かしさが込み上げてきた本編ラストのセクションでした。
EN:01. not ALONE not HITORI
EN:02. SUKI for you, DREAM for you!
西武球場にかかる、「1000日ぶり」の「おかえりの虹」。
アンコール後一曲目は、「not ALONE not HITORI」。
会場だけじゃなく、会えない人、遠くにいる人にまで「飛んでけ!」と想いを伝える優しい楽曲。
「1000日」。
5thライブから今回の<SUNNY STAGE>までの年月です。
この「1000日」で目まぐるしいくらいセカイは姿を変えて、形を変えて。
「1000日」ぶりのセカンドホームは、
名前も変わって、姿も少し変わって。
西武球場前駅に降り立った時の、
「少し変わってしまった」セカンドホームを見た時の少しの「切なさ」。
物そのものが消えた訳ではないけど、
時の流れを感じてしまった「切なさ」。
感じざるを得なかったけど。
でも、変わらなかったものだってあるじゃん。
Aqoursが好きで、Aqoursを好きで居続けたファンとか。
変わらない「楽しい」をくれる「Aqoursのライブ」とか。
世界が根本からひっくり返ったような感覚を抱いてしまった「1000日間」だったけど、変わらなかったものもあったじゃん。
そして、その変化の中で、
プラスへの変化ばかりじゃなかったセカイの中で、
歩みを止めず、あきらめず、「成長」という名の変化を続けたAqours。
こんな世界でも、今までの世界で味わったこともない「楽しい」すらくれたAqours。
そんな「変化」も愛してしまえるような。
そんなセカンドホーム、ベルーナドームでのライブでした。
「新しい夢の提示」。
2ndツアー時の「新しい夢の提示」。
当時、これから始まるテレビアニメ2期。そして全国ファンミツアーへと進むAqoursが歌った「Landing action Yeah!!」。
「だから遊ぼう」!!
「楽しいことしようよ」!!
「嵐がきたら晴れるまで遊ぼう」!!
止まらない、この9人のAqoursと、「楽しいことしようよ 一緒にね!」。
変わらない、でも新しい「夢の提示」がとてもとても嬉しかった「not ALONE not HITORI」。
そして、更なる新発表。
「約束のステージ」。
「東京ドーム」。
「人生の最高のプレゼント」。
前回の東京ドームをそう例えた伊波杏樹さん。
2度目の東京ドーム。
さらに一度の中止を経て手に入れた
東京ドームへのチケットは、
紛れもなく「プレゼント」ではなく「自らの力」でやっと手にした『MIRAI TICKET』。
過去の西武球場(メットライフドーム)でのライブでの伊波杏樹さんのMCは、全て「Aqoursは好きかー!??!ラブライブ!サンシャイン!!は好きかーーー!!?」と問いかけるMCでした。
これが東京ドーム発表時の伊波杏樹さんの第一声。観客にもう問いかけることなくこの一言でした。
「大好き」は「伝わる」。
<OCEAN STAGE>、<SUNNY STAGE>を通じて
ひたすらに、6thライブは「大好き」は「伝わる」の証明でした。
その中で、伊波杏樹さんはもう、観客に問いかけることはせず、
「Aqoursを愛するみなさん!!!!!」と叫びました。
「大好き」を「伝え合った」6thツアー。
その最終公演にこれ以上の「証明」はありません。
そして、追加公演。
夢のステージ。東京ドーム。
その言葉通り、奪われた5大ドームツアー、
バンテリンドームナゴヤ(旧:ナゴヤドーム)
ベルーナドーム(旧:メットライフドーム)
そして、
東京ドームまでたどり着きました。
なんどだって、なんどだって「約束」。
最高の、最高の「約束」と共に
最後に歌われるのは
「SUKI for you,DREAM for you!」。
「大好き」を「伝え合う」、最高のライブアンセムと共に、<SUNNY STAGE>は幕を閉じます。
3.最後に
<OCEAN STAGE>、<SUNNY STAGE>を通じて、
最高の「大好き」を「伝える」の証明のライブでした。
そして新たな約束「東京ドーム」。
そしていつかの「声出しライブ」。
「いつの日か分からないけど、
その日までAqoursを続ける」。
「嵐がきたら、晴れるまで遊ぼう」。
ずっとずっと、Aqoursとの「遊び」を。
楽しくて仕方がないAqoursとの「遊び」を。
ずーーーっとずっと、続けていきたい。
心の底から思ったAqoursの6th LoveLive!
KU-RU-KU-RU Rock'n'Roll TOURでした。
そして、
憧れの舞台。
夢のステージ。東京ドーム。
「大好き」は「伝わる」の最終証明を。
最高の舞台で見届けることを、
心の底から楽しみにしてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?