Amazonがレビュー者のフォロー機能を広めたら面白そう?

Amazonには優良なレビューがたくさんあるのに、何故大部分のレビュー者をフォロー出来ないんだろう。(よく見たらレビュアーランキング上位はフォローできる人もいました。)

この疑問が浮かんだきっかけは、社内の学習を加速化するために読書グループを作成しようと考えたこと。会社単位で考える前に日本全体の読書体験共有サービスを探してみようと思った。

Amazonには何故レビュアーフォローが実質ないのか?

例えば読書メーターというサービスでは、自分が読んだ本と他の方が読んだ本からマッチング度を算出。おすすめの本を紹介してくれるらしい。

読書メーター

お気に入りで気になる人を登録すれば、その人の読み終わった本や読みたいと思っている本などを知ることも出来る。これは凄い。

一方、Amazonは著者はフォローできるが、一部のトップレビュアー以外のレビュー者(レビュアー)をフォロー出来ないように見える。Amazonのレビューで非常に勉強になるものも結構あるのにもったいない気がする。

フォロー制度が一部しかない一方で、レビュー者のランキングはある。今回初めて見てみた。ただし、上位レビュアーのレビューでも短文のものがあったりする。つまり、「上位レビュアーのレビュー=読む価値がある」というわけではなさそう。

知られざるAmazonトップレビュアーの魅力

Amazonレビュアーランキングについて大変参考になるブログ記事を発見。上位レビュアーになるとレビューの依頼が舞い込むらしい。報酬がもらえることもあるとか。

ランキングを上げるために、協力者と相互に参考になった投票をすることもあるとのこと。(こういうこと事例が多いならレビュアー上位が参考にならない要因にもなる)

Amazonのレビューの舞台裏にそんな事情が発生していたなんて面白い。


Amazonのレビュー者のフォロー機能が広まらない仮説

レビュアーランキングはともかく、自分が気に入ったレビュー者をフォローしたい需要は一定程度あるのかどうか。

まずn1の視点からスタートして考えると、

「私は何故良いレビューを書いたレビュー者の他のレビューをあまり読まないのか?」

私がAmazonで買うものはほとんどが本。レビューを参考にするのも本を買う場面がほとんど。そして本が好きな私は読みたい本が常に増え続けて、読み切れないストレスが生まれる。

つまり、①本が好き故に、あえてレビュー経由で新しく本を探すニーズがあまりない。

また、今回改めてレビュー者さんのレビューを見て、②Amazon上で特定のレビュアーのレビューを見ていくUXの悪さに気付いた。下記のフローの③→④の部分が面倒くさい。もし、プロフォール画面上でそのままレビューの全文が読めたらだいぶ見やすくなるだろう。

<レビューを見るフロー>

①良いレビューを発見→②レビューアーさんのプロフィールに遷移→③プロフィール画面の書き込み履歴を見る(レビューの一部のみ表示)→④レビュー全体を見るためには商品ページへの遷移が必要

3つ目の理由は、Amazonは商品カテゴリが多いため、レビュー者が複数商品カテゴリをレビューしたら、自分と興味のないカテゴリのレビューが流れてくる可能性がある。

4つ目の理由は、そもそも仕様「上フォロー出来ないレビュアーが多い。

もし仮に本のレビューが素晴らしい人を見つけられても、その人の文房具のレビューには興味がないということは多いと思う。

Amazonにレビュー者(特に本)フォロー制度がない理由の仮説のまとめ

①本が好きな人はレビュー者をフォローしなくても読みたい本が増え続ける。

②レビュアー単位でレビューを見るUXが今のところあまりよくない。

③フォローすると興味のないカテゴリのレビューも届く可能性がある

④仕様上フォロー出来ないレビュアーが多い

上記3つの仮説の対策案。

①フォロー制度を読む本を増やすものではなく、減らすものとして推奨。「フォロー制度を利用して読むべき本を見極めよう」

②UIの改善。レビュアーのフォローと、プロフィール画面からそのままレビュー全文を読めるように改善

③フォロー×カテゴリ指定の2重条件の実装。フォローしているレビュアーさんが特定のカテゴリのレビューをしたときのみ通知してくれる仕様。

④レビュアーはデフォルトでフォロー可能にする

上記4つの改善があれば、私個人としてはフォローを試してみたいと思う。

会社や部門単位の読書グループのメリットは専門性

Amazonやブックメーターのような参加者の多いサービスは便利だが、少ないメンバーのメリットもありそう。会社や部門単位だとお互いに知りたい情報が近いので、より効率的に役立つ情報を集めることが出来る。そういう意味では、読書グループは大きければ大きいほど良いものではないのかもしれない。

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