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辰年に想う龍の謎

今年は辰年。そう言えば昔から不思議に思っていたことがある。
十二支のうち、ひとつだけ妙なお方がいらっしゃる。
「鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪」
十二支は古代中国から存在しており、年だけでなく、日、時刻、方位なども表す。いつもながらの浅い知識で申し訳ない。
この中で龍だけ実物、いや実物の写真すら見たことがない。
タツノオトシゴの写真はみたことがあるが、あれは魚の一種で龍の子供ではない。このシステムが三千年以上も昔の中国で生まれ、後に日本にも入ってきて、多くの人々に使われてきたにも関わらず、それに実在しないものが含まれているのは不思議な事ではある。三千年前の中国では龍が空を飛び火を吹いており、その後何らかの理由で絶滅してしまったのか。そんな話は聞いたこともないし、博物館で龍の骨格標本など見たこともない。
 ところが、古くから建築物、絵画、物語には龍の姿は頻繫に見ることができる。現代においては日本お得意のアニメの中でも暴れまわっている。
これに対する西洋のドラゴンも似た立ち位置であるが、東洋の龍と西洋のドラゴンではどこか異なるイメージがあるのは拙だけであろうか。
 龍の事を調べてみようかと思い立ったが、それはとんでもない深い湖に歩を進めることだと気づき、即白旗を掲げた。龍のことを研究している専門家は古より全世界に沢山居られました。それも様々な説を唱えており、当然の如く多くの人を納得させられる決定打は未だないと思われる。いくつか面白い説はあるのだが・・・。
 実在してないのに、こんなに有名で大昔から活躍している存在も珍しい。
メールやSNSが盛んになり、はがきも値が上がるようなので年賀状と言う風習が廃れれば、十二支に関わることもなくなりそうだが。
【REG's Diary  たぶれ落窪草紙 1月8日(月)】


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