高校生2人が京都の山奥で野宿した話
こんばんは。
初めての記事です。
今回は、高校生二人が駅で野宿した話をしたいと思います。
なぜこんなことになってしまったのか
したかったからです。
寝た場所について
野宿といっても色々ありますが、今回は鉄道の駅で寝るという、通称駅寝とよばれることをしました。場所はJR舞鶴線 梅迫駅を利用させていただきました。JR西日本さん、ありがとうございました。
梅迫駅の設備は、トイレと待合室のみ。寝る場所としては及第点といったところでしょうか。事前にいくつか泊まる駅を探してみましたが、同行者の宿泊場所が西舞鶴だったので、その周辺だと梅迫駅が最も駅寝に適している駅だったかなと思います。
一番の不安要素は、警察のお世話になることです。一応未成年なので、深夜徘徊で補導されるリスクがありました。
本番編
西舞鶴駅にて同行者と別れてから私たちの野宿は始まりました。時刻は午後7時。西舞鶴駅周辺はすっかり暗く、人通りも多くありませんでした。私たちのメンタルはそれはもうしんどいものでした。梅迫駅に向かう終電は21:48。それまでの2時間は、コメダ珈琲西舞鶴店にお邪魔させていただきました。かぼす君はコメダ珈琲が初めてで、とても心が安らぎましたとのことです。正直、コメダ珈琲に行かなかったらメンタル的に死んでたと今になって思います。
無事9:48発の電車に乗り、いったん綾部駅まで行きがてら、”宿”の下見をします。限界な精神状態で、夜空を眺めながら北斗七星に元気をもらいました。
そして迎えた22:51、梅迫駅への真の終電に乗り、梅迫で下車しました。駅員さんに変な目で見られないか心配でした。梅迫で下車すると、もう朝の6:01まで電車は来ません。逃げ場はないのです。待合室に先客がいないことを確認し、寝床の準備を始めます。れふ君は面倒なので寝袋をもってこなかったため、椅子を並べてベッドを作りました。
そして事件は起こる
23:20。無事に寝床を確保できたことを同行者に伝える電話をしている最中に、それは起きました。誰も来ないはずの駅に、なんといきなりタクシーが一台現れたのです。誰も呼んでいないのに、誰かを待っているかのように10分程止まっていました。なぜ?
これは結局今でも謎です。
23:30。消灯。静寂が訪れます。階段の電気が点滅していましたが、駅の電気を含め周りは完全に真っ暗。街灯一つ光っていません。そもそも街灯なんてありませんでした。なぜか急に寝れそうじゃね?という謎の自信が湧いてきました。1時間半後、再び恐怖が訪れるとも知らずに。
闇夜に響く謎の轟音
時は翌日の午前1:10分。謎の轟音がして目が覚めます。誰かが来たのではないかという恐怖に見舞われ、心臓がバクバク。ちらっと線路側覗いてみると、なぜか終電後の梅迫駅に列車が止まっています。暗くてよく見えませんでしたが、間違いなく列車の明かりがこちらを照らしていました。5分程度停車したあと、何事もなかったかのようにゆっくりと去っていきました。なぜ?
これも結局今でも謎です。
それからはよく寝られませんでした。いつ誰が来るかわからないという恐怖がまた再び押し寄せます。そしてその予感は的中しました。
現れる赤い光
ふと目が覚めると、駅前に赤い光が見えました。
え?まさか?サツ?
絶望です。バンっ!と聞こえる車のドアが閉められる音。そして話し声と、こちらへやってくる人の足音が待合室に響き渡りました。一人いったと思ったら、今度は二人目は懐中電灯を持ってあたりを照らしながら歩いていきました。その男と目が合ってしまったかぼす君は、か弱い声で、れふ君を呼び助けを求めました。
トイレのほうから物音が聞こえ、とても長い5分間を怯えながらすごしました。男たちはトイレから出てきたあと、待合室に見向きもせず車のほうに向かい、少し話してから走り去っていきました。なぜ?
音から想像するにそれは近くの国道を走っていたトラックの運ちゃんでしょう。深夜遅くにお疲れ様です。
まとめ
ここまで野宿経験のない高校生二人が野宿を経験をお話してきましたが、結論から言うと、野宿は、季節と場所を選べば、ありです。全然あり。
最後までこの記事を読んでくれたあなた、ぜひ野宿をしてみてはいかがでしょうか。長くなりましたが、初めての記事、ここで終わりにしたいと思います。
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