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#266:体の中の大事な『運搬屋』アルブミン

『アルブミン』というのは、『肝臓で生成されるタンパク質』のことです。
特徴として、このアルブミンは、浸透圧が非常に高く、簡単にいうと高性能のスポンジのように(余分な)水分を吸収し、いろいろなものをくっつけてしまいます。

この特徴によって、カルシウムやビタミン、ホルモン等の栄養素を積んで体のすみずみを巡り、各細胞にそれらを届けるとともに、今度は細胞から出た不要なものを受け取って、
リンパ管を通り再び静脈へと運ぶ、いわゆる『運搬屋』としての重要な仕事をしているのです。(血液やリンパの成分である血漿内のタンパク質の多くの割合を占めている)
なので、アルブミンの働きが落ちたり数値が下がったりすると体に必要な栄養が行き届かないばかりか、同時に老廃物や不要物質も回収されないので細胞の働きも免疫力も低下するという訳です。

さて、このアルブミンは、肉や魚、卵・豆等々のタンパク質を肝臓で分解・合成して作られる物質で、常に作り続けなければなりません。
当たり前のことですが、毎日のバランスのよい食事を摂ることと、免疫力を低下させないよう、常日頃の不摂生な生活を控えるように心がけることが大切になってくるのです。
心当たりのある人は、もう一度自分の生活習慣を見直しましょう♪

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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