見出し画像

台湾語は方言or言語?

台湾語は方言なのか、言語なのでしょうか。
これをめぐる意見をよく見ます。
それについて議論する前にまず方言の定義を見ておきましょう。

方言とは、一つの言語が地域によって語彙、音韻などの上で異なり、ある地域での言語体系のことです。方言が「言語」との違いは相互理解可能性。語彙、音韻が異なるものの一定の程度でお互いの言葉が理解できる言葉を「方言」、全く通じない言葉を「言語」です。

そのため台湾語、客家語は「方言」として扱われているが本質上は方言ではなく「言語」です。

「いやいや、私は学習が要らず、台湾語(もしくは客家語)が聞き取れるよ!だから「方言」だよ」と言い張る人が多いでしょう。

台湾語(か客家語)がわかるのは、「方言だからわかる」ということではなく、「小さい頃からバイリンガルの環境で育ってきたから」のです。

政治要素で台湾語、客家語は方言として扱われています。
(※これについて前「台湾語はどんな言語」という文にも紹介させていただきました。)

中国語を流暢に話せる外国の方々に「台湾語(か客家語)がわかる?」と聞いてみたら「さっぱりわからない」と言われます。

台湾人は「台湾語、客家語は方言」との教育を受けさせられた(洗脳された)ので、その言い方を疑いはしないです。ただ時々ネットで「台湾語は方言だよ。」とそうやって外国人に紹介した台湾人を見るたびに残念に思うしかないです。

そのような行動は、昔学校で「orangeはみかん」だと間違った知識を勉強したことを彷彿させました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?