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ジュエリーの本質的なサステナビリティを実現する「REFINE METAL PROJECT」

はじめまして。REFINE METAL PROJECTの小西と申します。

REFINE METAL PROJECT(RMP)とは、「ジュエリーの本質的なサステナビリティ、トレーサビリティを追求する運動」です。

サステナブルでトレーサブルな貴金属「REFINE METAL」の認知拡大と普及を目指し、「REFINE METAL」だけでジュエリーを作る事の意義を広めるべく活動しています。

この説明だけではピンとこない方が多いと思いますので、今日は「REFINE METAL PROJECT」の概要について、もう少し詳しくお話しさせてください。


貴金属業界の現状


百貨店や専門店、様々な場所で販売されているジュエリーには、金や銀、プラチナなどの貴金属が使われています。

ジュエリーに特段興味がなくてもネックレスやピアスの1つや2つは持っていたり、本当に全く持っていないわという方でも結婚指輪は身に着けていらっしゃったりするのではないでしょうか。

それらの貴金属がどこからどのように来たものか、ご存知ですか?
はっきりと答えられる方は多くないかもしれません。

なんとなく海外の鉱山で採掘されて輸入されている、そんなイメージを抱かれるのではないかと思います。

実は、ジュエリーを製造している業者も販売している業者も、自分たちが扱っている貴金属がどこからどのように来たのか、ほとんど理解していません

REFINE METAL PROJECTは、この不透明な貴金属業界の現状を変えるために立ち上げられました。


「都市鉱山」の有用性

日本国内には、廃棄されたスマホや小型家電の中に含まれる金属が大量に蓄積されており、「都市鉱山」と呼ばれています。
都市鉱山から集められた金属は、「精錬」という工程を経ることで混合物が取り除かれ、ピュアな金や銀として生まれ変わります


鉱山で採掘された金や銀を使わず、都市鉱山由来の貴金属だけを循環させることができたなら、これは本質的なサステナビリティになり得るのでは?

更に、都市鉱山由来の貴金属だけを使ってジュエリーを作れるなら、これまで不透明だった貴金属の流通においてトレーサブルな価値を提供できるのでは?


そう考えた私たちは、都市鉱山から精錬された貴金属を「REFINE METAL」と名付け、2018年から啓蒙活動をスタートしました。


スーパーに行けば食品には必ず産地が明記されているし、洋服だって原産国がわかるのは今や当たり前。
ジュエリーだけ、素材がどこからどうやってきたのかわからないなんて、今の時代にそぐわない。


REFINE METAL PROJECTは、ジュエリー業界の常識を覆します。

消費者も生産者も積極的に「REFINE METAL」を選択する世の中を作る事が、このプロジェクトの目標です。


このnoteでは、これまでのプロジェクトのあゆみを振り返りながら、日々の進捗をご報告していきたいと思っています。


【REFINE METAL PROJECT公式サイト】


【プロジェクトレポート】

Facebookのプライベートグループで、RMPに関する未公開の最新情報をお知らせしています。

私が所属するジュエリーブランド「hum」での出来事も綴っています。

お気軽にご参加ください。


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