見出し画像

今夜、この服でどんな酒を飲む?第18夜「あなたに合う色とは?」

僕の趣味は、服をながめながら酒を飲むこと。
10代の頃より集めてきたコレクションの中から一品をチョイスしてハンガーにかけ、それに合ったストーリーの酒で一杯やる。
何ともバカバカしい趣味ですが、これがけっこう楽しいのです。
全4回でおつきあいください。
さて、今夜は何をながめて酔おうかな♪ 

【高須浩平 プロフィール】
放送作家、1977年東京生まれ。
『バラいろダンディ』(TOKYO MX)『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(TOKYO MX)などを構成。
趣味は、服の収集と酒を飲むこと。東京ヤクルト・スワローズのファン。
この連載は、今回で第5弾となります。

『Dolce&Gabbana』のカーキコートで『エビス』の大瓶を飲む

服好きとしては毎朝たっぷり時間をかけてコーディネートしたいもの。
それでも、単純な寝坊、二日酔い、家を出るギリギリまでの台本執筆などで、悠長に服を選んでいる場合ではないときがあります。
 
そんなときは、すごく似合うわけではないのだけれど、決して似合わないわけではないカラーを選びます。
顔立ち・身長・キャラクター……人それぞれに合う無難な色があるらしいのですが、自分の場合は“カーキ色”。
とりあえずカーキ色を基調に組み立てていけば、なんとかなるもの。
迷ったときは「とりあえずビールで!」みたいな感じで、ササッと着て出かけます。
 
とはいえ妥協はしたくないので、ササッと着る用とはいえ、お金は惜しまないほうがいい。
それなりの素材でつくられたカーキは、やはり味わいがあります。
無難な色ほど実は違いが出るものです。
そこで、マイコレクションの定番となったのがこちら!
『Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)』のカーキコート。

▲Dolce&Gabbana カーキコート(20万円 ※参考価格)

これまでに20シーズン以上出動しているのですが、2024年の今に着ても古臭くはならない。
いくら自分にとっての定番色とはいえ、脱落していくカーキ服も多々あった中、未だに現役なのはスゴイ。
頑丈かつ普遍的なデザイン、さすがドルガバ!
 
さて、これに合わせるお酒は「とりあえずビールで」。
銘柄は『エビス』にして、酒呑み用語で“633”、いわゆる大瓶といきましょう。 

▲エビスビール大瓶(400円 ※参考価格)

「とりあえずビール!」という言葉は、ともすれば薄っぺらく感じてしまうかもしれませんが、エビスなら間違いないはず。
濃厚かつ飲みやすい、これぞ日本のビールの王様。
服もお酒も「とりあえず!」がハマるときがあるんですよね。
それが日常をやり過ごすコツかも。

次回は、真っ赤『lucien pellat-finet(ルシアン・ペラフィネ)』のニットを眺めながら飲みます。
ロゴもポイント。
ぜひいっしょに酔いましょう! 

(つづく) 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?