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今夜、この服でどんな酒を飲む?第22夜「渋谷に戸惑う!」

僕の趣味は、服をながめながら酒を飲むこと。
10代の頃より集めてきたコレクションの中から一品をチョイスしてハンガーにかけ、それに合ったストーリーの酒で一杯やる。
何ともバカバカしい趣味ですが、これがけっこう楽しいのです。
このテーマで書くのは今回で第6弾。
初めてお会いする方も、そうでない方も、ぜひ全4回おつきあいください。
さて、今夜は何をながめて酔おうかな♪ 

【高須浩平 プロフィール】
放送作家、1977年東京生まれ。
『バラいろダンディ』(TOKYO MX)『サバンナ高橋の、サウナの神さま』(TOKYO MX)などを構成。
趣味は、服の収集と酒を飲むこと。東京ヤクルト・スワローズのファン。
この連載は、今回で第6弾となります。

第22夜 Red Wingのブーツでバーボン『Jack Daniel's』を飲む

Red Wing(レッドウイング)のブーツと目が合った!
クローゼットの中身を整理していて突然そう思いました。
 
ファッション好きとして“あるある”なのが、「すべて着れないし履ききれない問題」です。
自分の体はひとつですし、1年は365日。お気に入りのアイテムは続けて着用したくなるもの。
となると、1年いや数年、クローゼットに待機するアイテムも少なくありません。
 
さらにライフスタイルも影響します。
僕の場合はここ数年、なるべく歩くようにしているため、スニーカーの着用率が増え、ブーツをほとんど履かなくなっていました。
けど、気分って変わるもの。
冬でもないのに、ブーツ熱に再び火が灯ったのです。

しかしソール(靴底)が減っていたため、修理してもらうため直営店に持って行く作業が必要になりました。

▲しかし履き込んでるなぁ(笑)
修理依頼した色とは別ですが、こんな感じで擦り減ります
(ソール貼り換えは16500円から)

10数年ぶりのことなので店が今どこにあるのかも分からず、検索をしてみると「渋谷パルコ」と出てきました。
 
そうか、渋谷か!
学生の頃は毎日のように通っていた街ですが、ここ数年はちゃんと行ったことがありません。
ブーツを抱え、懐かしい気持ちで駅に降り立つと、昔と全然違ってることに驚愕……。

渋谷駅前

電車の出口はめちゃめちゃ変わり、外国人観光客が大勢いて、さらにはTシャツをパンツにインした最新トレンドの若者など、その変わりように足がすくみました(笑)。

渋谷パルコ

パルコの中も若者だらけです。
おそらく47歳の僕が最年長、そんな感じ。
なんとか店にたどり着き、ソール貼り換えの依頼をしてスゴスゴと退散。
2カ月ほどして貼り換えが終わって回収する時も“シン・渋谷”にはどこか馴染めず(笑)。
それでも、生まれ変わったレッドウイングだけは愛おしく感じました!

▲履き込んだRed Wing8166(35000円 ※参考価格)
ソールは新品になりました!
▲こちらも履き倒したRed Wing8167(35000円 ※参考価格)
ソールだけは新品です!

さて、この靴をながめながら何を飲もうか。
そうだ!
アメリカのブーツには、バーボンの王道である『Jack Daniel's(ジャックダニエル)』がいい。 

▲Jack Daniel's(2000円 ※参考価格)

ウイスキーにハマっていろいろ飲んでも、結局はジャックに帰ってくる。
レッドウイング回帰もできたことだし、この組み合わせは我ながら絶妙かも。
 
そうなると上に合わせる服はどれにするか?
というわけで、次回は上下〇〇に挑戦です。
ぜひ、いっしょに酔いましょう!

(つづく)

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