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産業廃棄物の現状を知って、サスティナブルな環境づくりに貢献しよう。サブタイトル:”たまごの殻”のアップサイクル製品の紹介

SDGsという言葉・意味が多くの人々に浸透してきた昨今、サスティナブル(持続可能な)社会を目指そう!という動きが少しづつ広まってきたのでは無いでしょうか。
ですが、そんな問題になっている廃棄物について詳しく調べた・知っている人は少ないのでは無いでしょうか?
そこで今回は、産業廃棄物に焦点をあててて、お話したいと思います。

日本では廃棄物を産業廃棄物と一般廃棄物に分けています。
産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法令で定める20種類をいい、それ以外の一般家庭などから発生する廃棄物が『一般廃棄物』とされています。

世界の廃棄物の年間発生量は2019年の21億tで、このうちリサイクルされているのがわずか16%です。また今後の30年間で34億tに達すると予測されています。
では日本はどうでしょうか。
令和3年3月の環境省による調査では、産業廃棄物は3億7,975t万t(一般廃棄物は4,273万t)で、内20%がリサイクル、残りは①中間処理後再生利用②中間処理後最終処分③直接最終処分の3つのパターンに分かれ、最終処分になるのは全体の2%に当たる915万t(一般廃棄物は379万t)です。915万tを処分するとなると相当な敷地面積が必要になりますよね。一体どこでそんなに処分しているのでしょう。その答えは、全国各地にある産業廃棄物最終処分地(一般廃棄物は一般廃棄物最終処分地)です。

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中間処理技術が進んでいる日本でさえ、こんな状況なんです。まずは他国に先んじて、我々日本国が大量生産・大量消費の時代に幕を下ろさなくてはいけません。
特に深刻な問題になっているのは衣類です。日本では年間なんと10億枚もの新品の衣服が廃棄されています。
なぜ、そんなに大量破棄するのか?▷それは大量に作っているから。
なぜ、大量に作るの?▷安く売りたいから。なんです。
消費者が安さを追い求めた結果、企業がとったのが大量生産の道だったのです。
これには環境省もかなり危機感を感じており、こんな気合の入ったHPを作っている程です。https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/

サスティナブル(持続可能な)製品しか買わない・作らない。
そんな時代がもう来ています。

そんな時代に、一つ、新たな製品を考えました。
それは年間約25万t廃棄される”たまご”の殻から作った『野菜・果物用洗浄剤』です。
”たまごの殻”はカルシウムが豊富で、これまでも『もったいない精神』から肥料やカルシウム補助食品などリデュースされてきました。そして今回は”たまごの殻”をそのまま使うのでは無く、焼成することでアップグレードした”たまごの殻”製品が完成したのです。

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これを"焼成卵殻”と言います。焼成卵殻は数年前から存在した添加物にも認められた成分ですが、量産化が難しくこれまで販売に至ることはありませんでした。
ですが、適切な処理方法を発見した事により2020年量産化が可能となり、2021年8月〜第一弾『野菜・果物洗浄剤』として発売が開始したのです。

ここからは”焼成卵殻”のお話になるのですが、少しお付き合い頂けると嬉しいです。
”焼成卵殻”の特徴は大きく二つあります。①高品質・高濃度のカルシウムです。このカルシウムは水に浸すと強アルカリ性を示し、油汚れを落とし・除菌が可能となります。②自然由来の成分です。この二つの特徴からより安心で・効果的に汚れが落とせる=『野菜・果物洗浄剤』が浮かびました。
とはいえ、野菜・果物洗浄剤って何ですか!?という方も多いと思います。
野菜・果物洗浄剤とは字の通り野菜や果物を洗浄するモノですが、そもそも水道水じゃなダメなの?と言われる事があります。それについて私は”ダメな事はないと思うけどお皿や手を洗剤で洗うんだったら口に入れる野菜や果物もちゃんと洗ったら?”と答えています。お皿の油や手の汚れ・菌が気になるように、野菜や果物に付着した汚れや菌が気になる方は是非、『野菜・果物洗浄剤』を使って下さい。
その名は”Kara(殻)ran(卵)”=Kararanです。

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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

廃棄物問題はかなり深刻です。
サスティナブルな製品しか買わない・作らない!を意識した生活・活動を行なっていきましょう٩(^‿^)۶

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