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ちいここ、1日目 [2023.03.03]

3/3〜3/5、「地域と医療」のすべてがここにある(通称"ちいここ")の開催する地域医療ツアーに参加してきました。

今回、私が参加したのは熊本県上益城郡甲佐町にある谷田病院にて2泊3日のツアー


だいたいこの辺


さくら、初乗車

今回熊本に行くのに、岡山から初めて"さくら"に乗りました
シートとか内装とかちょっとだけ高級感ある感じ(?)
乗り物大好きなので、すごくワクワクしました。

行きのお供はアルフォート

広島、山口を通り過ぎて、気づいた時には福岡に上陸。
福岡についてから、熊本までは本当にあっという間でびっくりしました!
岡山から熊本までおよそ2時間半の旅でした💨


熊本駅に到着🚄

昔宮崎に住んでいたこともあって、熊本には何度か訪れたことはあったのですが、車で移動していたため熊本駅に行ったのは初めで。すごく綺麗で驚きました✨

黒が基調でスタイリッシュな感じ

バスの時間があったのでそこまでゆっくりできなかったので、帰りにじっくり回ろ〜と思いながら病院に向かうバスに乗り込みました。

熊本といえばの彼もお出迎え


谷田病院へ


熊本駅から出発し、後半はひたすら青い空と田んぼの風景
ちょっとだけ宮崎を思い出しつつバスに揺られること1時間とちょっと。
ついに谷田病院に到着しました。

着いてから少し時間があったので、周りをぶらぶらお散歩
病院周辺、きっと何もないんだろうな〜と勝手に想像していたので、セブンもローソンもあってなんだか嬉しくなりました😂

行ったことがない場所で
イオンとか入るとなんか安心するんですよね、、


既に到着していたみんなと合流して、まずは病院見学がスタートです。


訪問診療へ

一番最初のプログラムは、参加者がそれぞれ
・訪問診療
・訪問介護
・訪問リハ
・訪問鍼灸
に分かれて、スタッフの方々に同行して患者さんの自宅へ同行します

私が割り当てられたのは「訪問診療」
医師の方と一緒に2人の患者さんの元へ訪問させていただきました。

お家に伺ってお話を聞かせていただきました!

初めに伺ったお家は、とってもパワフルなおばあちゃんと可愛い猫ちゃん達が快く迎え入れてくださいました。
一時はご本人も心折れそうなほどの病態だったそうなのですが、「昔からすごく前向き」「とにかく自分に負けたくない」という強靭な精神力と、谷田病院での治療によって、現在ではご自宅で療養され、訪問診察&鍼灸を受けているとのことでした。

訪問診察を担当されている先生が自分の心・思いを聞いてくれて分かってくれて、患者さんがとても感謝していると話してくださり、私たちに向けて「せっかく一生懸命勉強して医学部に入れたんだから、素敵な医師になってね」という言葉もかけてくださいました。

患者さんにとってどんな医療者が素敵で良いのか、患者さん自身からお聞きできたのは本当に貴重な機会であり、このことを改めて深く考える機会にもなりました。

訪問前、先生から簡単に説明を受けました
半年前より話に追いつけるようになっていて嬉しかった!!

次に伺ったお家では、1日前に病院から自宅に戻られた男性の方とそのご家族にお会いしました。
自宅での療養となって、吸引や薬の投与など、ご家族にとっても初めてのことだらけで困惑することもたくさんあるはずです。その中でも、何時に吸引をしたか、何時に薬を飲んだかなど、自ら工夫して表を作って記録したり、ご家族が交代で寝ながら近くで過ごしたり、、
訪問診察をする医師や看護師、訪問看護のスタッフが連携してご家族を支えながら、協力し合う姿を目の当たりにしました。

命を救う、とは。

去年の6月の志摩市民病院での体験学習まで、
私の中で"命を救う=病気を治して元気な状態にする"という漠然としたイメージしかありませんでした。それこそが医師の仕事だと思っていました。

しかし、それだけが全てではないことを今回の訪問診療の同行でも改めて感じました。
人生をどう終えるか。
人間が必ず迎える"死"という肉体の終わりを、その人らしく。
その人の願うように、家族の願うようにできるか。これもまた、"救う"ということであり、医師の仕事だと、再び実感する時間でした。
(3日目のところでしっかり書きます。)

訪問鍼灸

訪問鍼灸、珍しいですよね。
自律神経系や筋の収縮に対して物理的なアプローチによって、浮腫が消えて歩けたり、病的な緊張が緩和されるなど、薬とはまた違う形でダイレクトに身体に働きかける、とのことでした。

鍼灸、したことないのでいつかやってみたい

患者さんにとってメリットがある一方で、その意義や利点が医療者に正しく認識されていない現状もあると知りました。

検査科 科長さんとのお話

今回、私が検査の学生ということで、検査科の方ともお話ができる機会を急遽設けていただきました。(ありがとうございます!!)

私の感じる問題意識や、卒業研究の内容などをお話しさせていただき、谷田病院でされている活動を教えていただきました。
医学生からも率直な質問が飛び交って、私自身もものすごく勉強になったし、同じような問題意識を持って解決のために積極的に行動されている技師さんがいることが何より嬉しかったです。

医学生のみんなと、臨床検査技師の方の話を聞くのはなんだか新鮮でした

「検査、本当に楽しいんだよ!!」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。臨床検査技師という仕事の楽しさや価値をもっと知りたいなと思ったし、こんな風に働きたいな、と初めて感じた素敵な出会いでした✨

来年度後期の実習、谷田病院でできんかなあ、、笑


宿へ

それぞれの体験を終え、みんなで泊まる古民家に移動しました。

まさに!って感じの古民家
テンション上がりました〜〜✨

古民家をリノベーションして、実習に来た学生などが泊まることができるようにと考えているそうです。

かまどがあったので、早速火おこし🔥

朝からほとんど何も食べていなかったのでお腹はぺこぺこ
待ちに待った夜ご飯です🍚

夜の時間

この日の夜ご飯は、オードブル

開けた時写真撮っとけばよかった😂

みんなで今日の感想を話したり、自分の話をし合いながらあっという間に夜に🌙
地域医療に対する思いや、今後どんなことをしていきたいのか、話が深まっていってその場にいるだけで、聞いているだけで楽しい時間でした。

いろんな体験はもちろん、
こういう時間が醍醐味だなと感じます。

その中で、臨床検査技師の現状や私の感じる問題意識の話に対して、意見をくれたり考える時間がありました。他職種間でこういうリアルな話をする機会って正しく知ってもらうためにも必要だなあと。
学生同士だからこそ赤裸々に話すことができる、っていうのもあるのかもしれませんね。

結局みんなが寝たのは確か4時前でした😂
2日目の冒頭でもおそらく書くことになりますが、こういう集まり寝坊する人とかいないんですよね。ほんと不思議、みんなタフすぎ笑


1日目が終わって

朝の楽しい新幹線移動から始まり、濃い1日でした。
顔見知りが何人かいたことで楽な気持ちで参加できたし、初めて会う人ともたくさん交流できてとても楽しかったです。
2日目からまた新たな参加者が増えてますます賑やかになっていきます!

最後まで読んでくださってありがとうございます。
2日目のこともすでに書き始めていますので、また読んでくださったら嬉しいです!
とりあえず、あの、大谷くんすご。笑

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