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慈愛の巨人!ウルトラマンアーク|アーク第1話感想

先週放送が始まった『ウルトラマンアーク』をご存知だろうか。
あの「ウルトラマン」のシリーズ最新作だ。

私はウルトラマンに詳しいわけではないのだが、たまたまちょっと見てみたらこれが予想外に面白かったので語らせてほしい。

正直、とにかく全人類1回見てくれ!と言いたいところだが、一介のnoterとしてそれはあまりにも酷いと思うので、もう少しちゃんと書いてみる。



第1話は、冒頭から怪獣とウルトラマンアークと思しき巨人が戦っていて「あ、今作は始めから変身できるパターンなんだ」と、思うなどする。
でもこの段階ではまだ名前はないし、何者かもよく分かってなくて、ニュースキャスターがずっと「銀色の巨人は敵か味方か?」などと喋っていた。

このウルトラマンアークの正体は、今作の主人公・飛世(ひぜ)ユウマ。彼は怪獣防災科学調査所・通称SKIP(Scientific Kaiju Investigation and Prevention center)の新人メンバーである。
――これ書くために調べて気付いたけど、Kって怪獣のKだったんだな…。

ちなみにSKIPの所長・伴ヒロシを演じるのは、かつてアバレンジャーでアバレッドを演じた西興一朗さんということで、特撮ファンには激アツな展開となっている。ウルトラマンアークのイベントでも惜しみなく暴れておられて大変面白い。


ユウマがなぜウルトラマンになれるのか、それは第1話ではまだ語られていない。今後過去編とかあるのだろうか。どのように語られるのか楽しみである。

……と、思ったら、公式サイトのイントロダクションに思いっきり書いてあった。
公式が最大のネタバレである。
どういうことだ。



さて、そんなウルトラマンアークは何がスゴかったのか。

①変身シーン

ユウマが変身アイテムを操作してポーズを決めると、背後から光輝く巨人(アーク)が現れてユウマをぎゅっと抱きしめる(通称・ウルトラハグ)。するとユウマが変身できるという寸法だ。

監督がウルトラハグって呼んでんならこれはウルトラハグだよ。

このウルトラハグが本当に優しさ1000%!あまりにも慈愛に満ちていて、思わずきゅん…っ!としてしまう。
全国の女児諸君や子どもと一緒に視聴しているママたちもガチ恋待ったなしである。

②古き良き特撮感

3DCGが多様されるようになって久しいが、今作はミニチュア模型を絡めての合成映像になっている。(どうやら監督がその手法が好き?得意?のようだ)
古き良きウルトラマンを感じられて、懐かしい気持ちになった。

とはいえ、光線とかバリヤーのグラフィックは今ドキのカッコイイ演出になっていて、そのバランスが良かった。

③ワンカット戦闘シーン

今回多くの視聴者の心を掴んだのがワンカットで撮られた戦闘シーンである。
ウルトラマンの動きを追いかけるようなカメラワークで、目が離せない要素の一つとなっている。

私のお気に入りはビルの窓からウルトラマンを映すところ。下層階から、ウルトラマンが立ち上がる動きに合わせて少しずつ上がっていく感じが、今まで見たことがなくて新鮮だった。

④「3分間」の提示

これが一番言いたかった!!!ちょっと長くなってしまうがご容赦いただきたい。

「ウルトラマンが地球で活動できる時間は3分間」
この設定は、ウルトラマンに詳しくなくてもほとんどの人が知っているだろう。
戦闘が始まって、しばらくするとカラータイマーが鳴って限界を知らせ、ウルトラマンは最後の力を振りしぼって敵を倒し、星に帰っていく、というのが王道の展開だ。

しかし、実際にあの戦闘は本当に3分間だったのか?
あきらかに3分を超えているのでは?という戦闘があったかもしれないが、正直子どもの頃見ている分には実際に3分かどうかはあまり問題にしていなかったし、大人になった今でも気にするだけ野暮だろうと思っていた。

しかし今作では、なんと戦闘中に画面端に時間が表示されているのだ!

「0:00:00」って画面に出てきた時、えっ時間計っちゃうの?????と、衝撃が走ったし、YouTube配信時のコメントもこの瞬間スゴい勢いで流れていた。

どういう風に表示されるのかというと、第1話では、防衛隊からSKIPに派遣されてきた石堂シュウが、自分の目の前に表れたウルトラマンの姿を動画に収めようとスマホを構え、録画の開始とリンクする形で時間の計測が始まった。(この演出オシャレ過ぎて声出た。)

次回以降もこの形なのか…はたまた違う演出なのか…ワクワクが止まらない。


そして2分30秒くらいのところでカラータイマーが鳴り、怒濤の勢いで怪獣を撃破。

そして最後、美しい円弧(アーク)を描いて飛び去った時間は

0:03:18:40



3分過ぎてるーーーーーーー!!!!!!

ということで、ウルトラマンの活動限界は「およそ3分」ということが明確になったのだった。
3分の定義を示すだけでなく、時間が表示されることでピンチ感が増して視聴者のハラハラドキドキも倍増である。すごい仕掛けだ。


そんなこんなで、ものすごく久しぶりに特撮を見たらうっかりハマってしまいそう(もうハマっていると言っても過言ではない)な筆者なのであった。


ウルトラマンアーク第2話の放送は明日の朝9時!楽しみ!!!!!
まだ見ていない方はぜひ動画配信サイトで第1話を見て明日の放送に備えてほしい。

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