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「好き」に理由はないがあえて語ってみたり

好きなことって、なんでそれが好きなの?って聞かれても
好きなもんは好きなんじゃ!理由なんて分からん!
って思うのは私だけだろうか。
いや、そんなことはないはず。少女漫画とかでもあるよね。雷が落ちたみたいな~とか。


それでもまぁあえて、今日は少し自分の「好き」の理由を語ってみようと思う。

今回は「読書」
(今回は、と言ってみたけど、シリーズ化するかは未定)

おそらく私という人間を形成している要素のうち、半分くらいは「読書」だ。
様々な趣味を渡り歩いたが、読書が好きだということは幼い頃から一貫してしている。

頻度とか読む本のジャンルとかは変動しているけど、本を読むことそのものについては変わらず好きだ。


子どもの頃から日常的に本を読んでいたから、読むようになった理由は分からない。
けど、当時から読み始めるとかなり集中してしまうタイプで、幼稚園の頃には送迎バスの集合時間になっても待機場所に来ず、先生の呼び出しにも気が付かず、園内を大捜索されたこともあるらしい。(当時の先生方には大変申し訳なかったと思っている)

今でも「物語」にのめりこんでしまうタイプで、とくに小説を好んで読む。

いい歳の大人だから、自己啓発本とかビジネス書とかを読んだ方が良いのだろうと思わないでもない。時には新書なんかも読んだりして、こういう考え方もあるのかと視野が広がる面白さを感じることもあるけど、未だに圧倒的に多いのは小説だ。


小説の何が良いかというと、自分がどう頑張っても経験できないようなことを疑似体験できるというところだと、私は思っている。

未来のことはどうとでもなるかもしれないけど、過去はどうにもならない。
どう足掻いても高校生には戻れないし、今更名家に生まれ直すことはできないし、体格、考え方、好きなこと、職業、出身地etc…
変えようがない事、変えることが難しいことってたくさんある。

でも、小説の中でなら、登場人物の視点で様々なことを見られる。それって、すごいことだ。


人生は一度きりで、一日は24時間しかなくて、自分が体験できることには限りがある。どんなに頑張ってもできないこともある。

自分ひとりでは体験しきれないことを、小説の登場人物を通じて体験する。
たとえそれが現実にはありえないファンタジーだったとしても、私にとっては有意義な時間に他ならない。

本を読んでいる間、私は高校生の心を取り戻したり、並外れた身体能力を手に入れたり、時にはIQ200になったり、時には人間ですらなくなったりする。

夢ばっか見てんなよとつっこまれそうだが、逆に言いたい。
夢ぐらい見させてくれ。

あぁ、もしかすると私にとって読書は「逃げ場」とも言えるかもしれない。
全てを投げ出したくなったとき、助けを求めて本を読む。


読書について思うところはそんなところだろうか。

うーん……
本読んでるならもう少し語彙があってもよさそうなものなのに……
精進、精進、、、

そんなわけで今日も私は
何者かになるために本を読む。
満たされるために本を読む。

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