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ハラスメントが悪いことなのはまぁその通りなんだがな

最近なんでもかんでも「ハラスメント」って言い過ぎじゃないか?とか昭和のおっさんがぼやいていそう(偏見)なことを平成のアラサー女がぼやいてみる。

というのも、今日のYahoo!ニュースで「フキハラ」なる言葉を見かけたからだ。

「フキハラ」とは、「不機嫌ハラスメント」の略で、直接的な言葉ではなく、表情や態度によって相手に精神的な苦痛を与える行為のことを指すそう。

具体的な行為については、記事で以下の通り紹介されている。

たとえば黙ったまま相手をにらんだり、口元をムッとさせたり、腹なしを聞いている途中に急に腕を組み出したり、座った姿勢でふんぞり返ったり。そういった表情や態度、ため息などが相手に威圧感や精神的苦痛を与えると総合的に判断できれば、フキハラになります。

「フキハラ」セーフとNG境界線は - Yahoo!ニュース


フキハラの相談で代表的な「ため息」について、記事内では「すべてが悪いわけではない」と言及はされているものの、ハラスメントと言われてしまうと身構えてしまうもの。
気分の浮き沈みというのは誰にでもあることだと思うのだが……なんとも生きづらい世の中である。


当たり前だが、ハラスメントは無い方が良い。だから「〇〇ハラスメント」と名前がつくことで「周りがどう感じるか?」ということを意識できるようになるのは良いことだ。
しかし、昨今の何でもかんでも「ハラスメント」と名付ける風潮はどうなんだろう。

アレもコレもハラスメントだぞー!って言うこと自体がハラスメント化してないか?いわばハラハラ?(ウマくも面白くもねぇな……)


少し前に話題になった「マルハラ」もそうだ。
LINEのメッセージなどで文末に「。」がついていると怖いって、なんだそりゃ。

いや、まぁ分からないでもないんだけど……。
「文面だけだと気持ちが伝わらない」というのは、携帯電話でメールが送れるようになった頃からよく言われることで、文字情報だけでは確かに気持ちが伝わりづらいことが往々にしてある。

人によっては、文字に起こす行為によって「ちゃんとしてしまう」ので、LINEのちょっとしたメッセージすら堅くなったりする。
人となりをちゃんと知っていれば「この人は真面目だからなぁ~」で済むことも、親しくない人からそういうメッセージをもらうと「機嫌悪い?」って思ったり「冷たい」という印象になりかねない。
マルハラって、そういう単なる認識の食い違い?みたいなことなのかね。

マルハラ回避のために絵文字を使ったとて、おじさん/おばさん構文って言われるしなぁ……。まったく世知辛ぇことで。

(まぁマルハラに関してはメディアがやたら騒ぎ立てただけっていう説もあるし、私もその説が濃厚だと思っているのだけど)


マルハラ報道があった時に、俵万智さんがX(旧Twitter)に投稿していた短歌がとてもステキだった。バズっていたので知っている方も多いだろうが、こちらにも載せておこう。


なんにせよ、自分がやられて嫌なことだったり、不快にさせるようなことはしない、っていうごくごく基本的なことをしなければ良いだけの話なのに、「ハラスメント問題」として取り上げられると急に難しい話のように聞こえてしまうの不思議。

相手をちょっとでも思いやる気持ちがあれば、別にハラスメント云々ってビクビクして余計なストレスを抱えなくて済むはずなのにな……
なんて、これも夢物語のように思われてしまうのだとしたら、相手のことを考える余裕もなく日々を過ごしている人がたくさんいる、ということなのだろうな。

〇〇ハラを回避するために××に気をつけましょう、みたいな情報が溢れているけれど、もっと根本的な問題なんじゃないかなぁ……と、素人ながら思うのであった。

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