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【YMS】イギリス就活奮戦記②~理想と現実編~

さて、前回の記事では、イギリスのワーキングホリデーでの就職活動にあたって、私の就職を妨げている3つの障害についてご紹介しました。

今回は、前回の内容も踏まえ、私が当初思い描いていた理想と、実際にイギリスで就活してみて感じた現実の厳しさ、それからこの困難やイギリスでの経験を通して見えてきた、今後目指すべき道筋について書いていこうと思います。


1 当初の理想


「英語をペラペラ話しながら、国際的なビジネスの経験を積む」


私が日本にいたときに夢見ていた、イギリスでのワーホリ像はこのようなものでした。

特に、語学学校に長期間通うことに決めたのは、しっかり英語を勉強して身に着けて、日常やビジネスの場で使えるようになりたいと思ったからでした。

そして語学学校を出た後は、学んだ英語を駆使して、イギリスの企業または国際的なビジネスを学べる日系企業で働き、ガンガンお金を稼いで、仕事とイギリスライフを満喫する。という生活を思い描いていたのです…。


2 現実

既に以前の記事で述べたとおり、英語は中途半端、ビザの期間の制限、知識やスキルも大したものを持っていない。ということで、当初の理想通りの職に就くことは現実的でないということを実感させられました。

給料も、日本で地方公務員をやっていた時と同じ水準で探そうと思ったのですが、英語力もスキルもない私にとってはかなり厳しいようです。

止むを経ず、難易度を下げて仕事を探すしかなさそう…。
そこで、私が考えたイギリスでの就職の路線は2つ。


その1、日系企業のパートや派遣

「とりあえず自分にできることをやろう」と考えたときに、まずここイギリスにおいて「日本語を扱える」ということは、逆に一つのメリットになるわけです。

無理せずに自分のできることを、と考えたら、日系企業でパートや派遣といった形で貢献するのは一つの方法になります。
英語がいまいちの私にとって、日本語環境で働けるのは、一つの安心材料になります。
それに、日系の企業であれば派遣やパートであっても、以前の公務員だったときほどの水準でないにしろ、そこそこの給与がもらえます。

たとえ日系企業であっても、私自身民間企業で働いたことがありませんし、海外の拠点での仕事なので、学べることはなにかあるはずです。

限られた資源と能力の中で、自分にできることを少しづつ増やしていく。
そのための一つの有力な選択肢になります。


その2、チェスターでフリーター生活

二つ目の選択肢も「できることをやる」という点では上記と同様です。

イギリスの求人の中にも、英語が話せなくてもできる仕事がいくつかあります。
自分の能力試しも兼ねて、自分にできることから始めて、仕事をしていく中で英語力も伸ばしていくことを目標とするのがこの選択肢です。

そして、この選択肢のポイントは「チェスターで」という点。

私自身、チェスターに来てもうすぐ9か月。
気付けば私を囲んでくれる友達がたくさんできているのです!

上記の日系企業という選択肢をとると、どうしてもロンドンに生活拠点を移さなければならず、せっかく仲良くなったチェスターの友人たちと離れ離れにならなければなりません。

私の友人たちは、外国人の私にも親切で、困ったことがあったらすぐに力になってくれます。
たまに一緒にランチやディナーに行ったり、ボードゲームをしたりして楽しい時間を共有できていますし、会話を重ねるうちに、自然と英語のトレーニングにもなっています。

また、ここチェスターには、勉強する環境が整った図書館があります。
この図書館は毎日朝8時から夜11時まで開館していて、中にはカフェもあります。私もよく、夕食後の空いている時間帯に図書館に行っては、コーヒーを飲みながら勉強をしています。
中でも特に強調したいことは、無料の語学イベントが定期的に開催されることです。
英会話クラブが2週間に1回、ランゲージエクスチェンジのイベントが月に1回開催されるので、語学学校を終えた後でも、英語の勉強やトレーニングを積むことができるのです!

したがって、私のワーホリ生活を有意義なものにする、あるいは英語の勉強に力を入れるという点では、チェスターに留まるというのは一つの有力な選択肢になるのです。

ただ、他の大都市と比較して仕事や求人が少ないというのは、一つの難点かもしれません。


3 まとめ

今回は、私がイギリスでの就職に際して目指すべき道筋について紹介してみました。

まず思うのは、自分のキャリアを自分で選択するということの難しさです。

公務員として生きていたら、ある程度は組織の意向によってキャリアが決められるのですが、何かあれば組織が守ってくれます。

しかし、今の私には何の後ろ盾もありません。

何があっても自分の責任ですし、自分を成長させるためには、自分で道筋を描いて選択をしていかなくてはなりません。

持てる資源や能力や、与えられる情報は限られており、何が正しくて、何が間違っているのか、全くわからない状況です。

そんな状況の中で、自分で何かを決めなければならないというのは、やはりとても難しく、いっぱい悩みます。

それでも、これも自分を成長させるための一つもプロセス。

何事も経験。

いっぱい悩んで、いっぱい挑戦して、いっぱい失敗して、、、

今、ここでしか経験できない人生を、思いっきり楽しみたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


PS. 度々更新が滞ってスミマセン。。。



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