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「言葉を定義する」って?自分の使う言葉の定義で言動が変わる。

こんにちは。
株式会社レッドビジョン・クリエイティブチームの金田です。

さきほど気付いたのですが、来月でレッドビジョンに入社して6年目でした!(驚愕)
この6年間で、社内はもちろん、協力会社・コンサルの方々、セミナーなどを通して、様々な方とお仕事やお話をさせていただきました。

そんな中、ありがたい事に自分が「この人すごいな〜!」と感じられる方と出会う機会もあり、本当にいつも刺激をいただき、勉強させてもらっています。
そんな方々には、いくつかの共通点があると思っております。
今回はその中のひとつ、「言葉を定義する」という事を書いていきます。

「言葉を定義する」とは?

そもそも「言葉を定義する」ってなんだ?って感じですよね。
みなさんは下記のような質問をされたら、どのように答えますか?

・「働く」とは?
・「定義」とは?
・「会社」とは?
・「組織」とは?
・「理念」とは?
・「上司・部下」とは?
・「マネジメント」とは?
・「顧客」とは?
・「聞く」と「聴く」の違いとは?
・「信頼」と「信用」の違いとは?
・「目的」と「目標」の違いとは?

などなど…
自分なりの答え・考えなどがあるとは思いますが、広辞苑や辞書などには、どう書かれているでしょうか。

ちなみに、私はこの質問をされた時に、なんとな〜くは理解しているものの、上手く言語化できませんでした…いやはや、お恥ずかしい。

この質問をされ、普段から自分が何気なく当たり前に使っている言葉も、しっかりと定義ができておらず、言語化できない事って多いんだなと気づきました。

そして、自分が「この人すごいな〜!」と感じる方々は、使う言葉をしっかりと定義されていて、そのうえで自分の考え・行動に反映している方が多かったのです。
なので、本当に言動が明確で説得力が違うんですよねー…。

言葉が定義されると、どう変わる?

例えば「組織」を広辞苑で調べてみると、

ある目的を達成するために、分化した役割を持つ個人や下位集団から構成される集団

という風に定義されております。

自分自身、この定義を知ってからは「組織」という認識が、以前よりも明確になったように感じました。
「レッドビジョンという組織は、理念実現を目的として集まった集団なんだ。」
「各々がしっかりと役割をもって、理念実現のために構成されているんだ。」
そこから、
「レッドビジョンという組織の中で、自分の役割とは何なのか?何をすれば良いのか?」
などを考えるきっかけにもなりました。

このような体験から、自分の使っている言葉の定義が曖昧なものは、出来るだけ調べてみるようにしています。
もちろん知らない事はまだまだ多いし、そもそも定義が曖昧な事にすらも、気づいてない事も多々あると思いますが…。

しかし、このような事を考えるきっかけをくれた、周りの優秀な方々には本当に感謝しかありません!

デザイナーとして「言葉を定義する」

この事をデザイナーとしても考えてみました。
先程に続き、下記のような質問をされたら、どのように答えますか?

・「良いデザイン」とは?
・「悪いデザイン」とは?
・「カッコ良いデザイン」とは?
・「カッコ悪いデザイン」とは?
・「シンプルなデザイン」とは?
・「可愛いデザイン」とは?
・「ポップなデザイン」とは?
・「お洒落なデザイン」とは?
・「女性らしいデザイン」とは?
・「わかりやすいデザイン」とは?

などなど…
今回の質問は、一般的な正解はないと思いますので、自分自身の答えで良いです。
明確に自分なりの答えはありましたでしょうか?

例えば、「良いデザイン」とは?という質問で

「良いデザイン」とは伝えたい情報、ユーザーが知りたい情報がわかりやすい状態になっており、成果をあげている事

という答えがあったとします。
もちろん全然間違えではないです!

しかし、それを定義とするなら、そのデザインが何を優先的に伝えたいのか、ターゲットとしているユーザーが誰なのか、何を成果としているのか、実際にどうなったかなどの背景を知らないデザインは「良いデザイン」かは、わからない事になってしまいます。
それを知らないと判断基準は「自分にはわかりやすい!これは成果が出てるだろう!うん、良いデザインだ!」と、曖昧な感じにもなってしまうのではないかと思ってしまいます。

う〜ん、自分で書いておきながら、超意地悪なツッコミですよね…こういうヤツ嫌いです!(笑)

もちろん「良いデザイン」の正解なんてそれぞれあるので、自分が思う・信じる定義で全然良いと思います!
ただ、自分の定義をしっかりと理解し言語化ができていないと、そもそも自分の「良いデザイン」を作る事ができないのではないかって思ったのです。
逆に「悪いデザイン」も、自分自身がきちっと定義出来ていれば、回避する事もできますよね。

そして、大抵の場合はデザインに依頼者がいて、その依頼者とのコミュニケーションとして、自分の作ったものを言語化し制作意図を伝える事も、デザイナーの役割だと自分は思っております。
ちなみに、言葉にはできない感覚的なデザインが悪いとは思っておらず、きちんと依頼者と共有ができていれば問題はないですけど、相手は選んでしまうかもですね。

自分の定義がしっかりすると、自信をもってデザインが出来て説得力も増すのではと思っております♪

おわりに

余談ですが、「ありがとう」という言葉は「めったにない」「めずらしい」などを意味する「有り難し(ありがたし)」という言葉が語源のようです。
それを知っていて使うのか知らないで使うのかで、なんだか「ありがとう」って言う感謝の気持ちも増したりしますよね。
な〜んて言いながら、普段は「あざ〜す!」とか軽く使ってしまっているので、説得力全然ないっすね!(笑)

自分の使う「言葉を定義する」ことで、考え方や行動が変わっていく事を自分自身はすごく実感しております。
もっともっと普段から意識をして「この人すごいな〜!」と感じる方々に少しでも近づけきたいです。
そんな出会いや気付きを与えてくれたレッドビジョンに感謝をして6年目も頑張っていきます♪

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