女たちのポリティクス
出版社 : #幻冬舎
叩かれても。踏まれても。
したたかにサバイブする世界の女性指導者と政治事情をブレイディみかこが解き明かす!
近年、世界中で多くの女性指導者が生まれている。アメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスに、コロナ禍で指導力を発揮するメルケル(ドイツ)、アーダーン(ニュージーランド)、蔡英文(台湾)ら各国首脳たち。政治という究極の「男社会」で、彼女たちはどのように闘い、上り詰めていったのか。その政治的手腕を激動の世界情勢と共に解き明かす。いっぽう、女性の政治進出を阻む「サイバー暴行」や、女性国会議員比率が世界166位と大幅に遅れる日本の問題にも言及。コロナ禍の社会で女性の生きにくさがより顕在化し、フェミニズムの機運高まる中「女たちのポリティクス」はどう在るべきか。その未来も照らす1冊。
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政治について全然知識ないけど、女性たちの活躍を知れた。政治について無知なのをとても実感した。
フィンランド首相は若い女性くらいの知識しかなかったけど、34歳最年少首相で女性ということも初めて知った。
一番驚いたのは、フィンランドは心も豊かに人権が尊重されているというイメージだったけど、女性の性犯罪が欧米で高いこと。女性の経済的な自立は整っているが、個人の女性の安全の面では危険であり、ある一説では「ジェンダー平等が進めば、完全な平等が達成されているという幻想も生まれ、さらなる政策は不必要だとか、やり過ぎだとか、考えるようになる」と逆説的な見解もある。
言い換えれば、平和だからこそ争うような思想が生まれるということ。逆説的な見解って確かに一理ある。人によって基準が異なるからこそ、そのバランスを取るのが難しいんだろうな。
最近、答えの出ない問いを考えることが多くなった。でも、考えをやめてしまったら進まないので、考えることが大事だと『これから「正義」の話をしよう』でも書いてあったので、立ち止まらないように考える時間はとっていきたいと思います🤔
🌸:#沈丁花
「栄光」「勝利」
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