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[質問箱] 1200字の医学部志望理由書、どうまとめる?

れどぺん!志望理由書メンター(@RedpenKouko)です。

マシュマロ(質問箱)、ありがとうございます!

医学部医学科の志望(志願)理由書は200字の一言から4000字の超大作まで大学によっても様々です。

特に、長い場合はどうまとめていいのか、何を書いたらいいのか迷いますよね!

今回は、医学部医学科に特化してまとめていきます。

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質問:「1200字の医学部志望理由書は、どのようにまとめたら良いでしょうか?長すぎて難しいです。」

以前書いた記事(↓)でも、1200字の段落構成の目安はお伝えしました。

 ● 1200字〜の場合(5〜段落)
 150字 はじめ(理由=結論を端的に述べる)

 200字 なか1(結論に至るまでの考え,きっかけ)

 300字 なか2(結論に至るまでの考え,自分自身の経験がメイン)

 400字 なか3(結論に至るまでの考え,自分と学校のマッチングがメイン) → ここがメイン(比重重め)

 150字 おわり(イントロと同じ理由を表現を工夫して述べる)

医学部・医学科では、一番多いのが400字の志望理由書です。
時折、大学によっては1200字程度の志望理由書があります。
わりと長い文章を書かせる学科の方です。

特に、職業選択の学科でもあるので、なにをどのように書いたら良いのか、多くの方が迷われるでしょう。

答え:なぜその大学の医学科なのかをアピールせよ!

以前にも医学部医学科受験に特化して記事を書いてきました。

 医師に限らず専門職養成を目指す課程では、文部科学省によってカリキュラム(学ばなくてはいけない講義や時間数)が明確に定められています。

 そのため、正直どの大学でも【カリキュラムに差はありません】。

 どの医学部医学科に行っても、学ぶことにほとんど差はないですし、大幅に違うことはあってはいけないことになります。

 そうなると1200字、なにを書けばいいんだろうと分からなくなるかもしれませんね。

⚠️ 医師になりたい理由やきっかけ《だけ》で終わらせない!

 親切な大学では、「あなたが医師になりたい理由」を別項で聞いてくれる場合もあります。ただ珍しいです。

 志願者の皆さんは「とにかく医師になりたい!」と思っている方なので、「どうして自分が医師になりたいと思うのか」を熱く書いて終わる人がいます。

 ここが要注意!

 あくまでも、今書かなくてはいけないのは
「〇〇大学医学部医学科に志願している理由は何ですか?」という問いへの答え
です。

⚠️ カリキュラムに差はなくても、どう学ぶのかには特色が出る!

 大学も素晴らしい医師を輩出するべく創意工夫を凝らしています。

 学び方・実習のタイミング・研究室の取り組みなどなど、工夫に工夫を重ねて各自差別化をはかっています。

 グググっとその実態に迫るべく、行きたい大学の取り組みをしっかり調べていきましょう。説明会や先輩を探すなど、大学と自分のビジョンとのマッチングを事前に済ませられるとバッチリです。

 学科の気になる取り組みがあれば、「自分はどうしてそれに魅力を感じるんだろうか?」「自分の目指す医師像とその学びがどう結びつくんだろう?」と考えてみましょう!

《どうしてもココの医学科で学びたい》が伝わるようにする

 良い志望理由書は、まず聞かれた問いにきちんと答えられていることです。

 そのために必要な要素をきっちり書き切っていけば、あっという間に1200字をオーバーしてしまいます。

 以下、あくまで目安ですがご参考にしてみてください。

《医学部医学科バージョン》
● 1200字〜の場合(5〜段落)
 150字 はじめ(なぜあなたは〇〇大学医学部医学科に進学したいのか)

 200字 なか1(多くは…医師になりたいと思った、きっかけ)

 300字 なか2(将来目指す医師像に必要な要件で自分が持っているものと不足しているもの)

 400字 なか3(将来の自身に必要なものが身に付けられる、という大学とのマッチングアピール) → ここがメイン(比重重め)

 150字 おわり(イントロと同じ理由を表現を工夫して述べる)

 必要だからその大学に行きたいのであって、
 なにが自分に必要かハッキリさせましょう。
 というシンプルでむずかしーお話です。

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 もし追加で何かあれば、またマシュマロ飛ばしてください。
 どうか納得のいく志望理由書、自己推薦書が書けますように!


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