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デザイナーって何する人?

こんにちは!デザイナーの木下です。

突然なんですが、みなさんは、デザイナーって何をする職業だとお考えですか?

ある人は
「絵を描く人?」「イラストを描く人?」なんて言う人もいます。

もう少し知ってる人は、
「デザイナーは、チラシやホームページをつくる人だ」
なんて言います。

もっと知ってる人、一緒に仕事をしたことがある人は、
「デザイナーは、ちょっと言えばなんだかいい感じのものを作ってくれる」
「サクッとAIなんか使って作れば、案もたくさん出るし簡単だから、そんなに大変じゃないでしょ」
なんて言う人もいます。

この中にあてはまるものは、ありましたか?

いろんなデザイナーがいる中で

大きく分けて、グラフィックデザイナー・ウェブデザイナー・製品デザイナー・ファッションデザイナーなどありますが、私は「グラフィックデザイナー」の中に入ります。

その中でも、企業の販売促進物(カタログ・チラシ・リーフレットなど)や広報物(会社案内・広報誌)を中心に企画・立案しています。

最近は、インスタのコンセプト立案・投稿内容の検討・投稿代行や
LINEバナーなどの制作しています。

モットーとして、クライアントの目的を達成するための制作物を引き受けています。


イエスマンではいけない

先ほども述べましたが、デザイナーの仕事は「クライアントの目的達成」のための制作をすることです。

ビジネスの当事者は、いろいろな制約の中で施策を考えていると思います。
日々の経験の積み重ねや予算、組織の中からの要望などなど。
ご依頼をいただいたあとは、それを汲み取りながら立案します。

同時に「この依頼で解決したい問題は何か?」に立ち戻り
そこからリサーチし状況把握、問題解決のための立案に入ります。

クライアントが考えた要件だけでは問題解決できなさそうであれば依頼された内容そのままでひと案、リサーチに基づき、『こうした方が良い』と考ええられる案でもうひと案、提案するようにしています。

AIに任せたらいいんじゃない?と言われ…

ある時、あるデザイナーの方に、AIに店舗ロゴの案を大量に作らせてみて、沢山の案を提案できた!と誇らしげに言われた事がありました。

見せられた方は、どんな風に思ったんでしょうか。

『たくさん考えてくれて、得した!』
と思うのか、
『こんなに沢山見せられても、選べないよ』
と困惑するのか。

選ぶ事のできるようなプレゼンになっていて、
クライアントもそれを選ぶだけの技量があればいいですが…
核心を突いたご提案だったらよいのですが…

その、技法だけ言われても、全くすごいとは思えませんでした。

手段も、核心を突くには、やはり使う者の技量が問われると考えています。
また、それを選ぶ者にも、同じことが言えると思います。
結局は、ちゃんと見る目がないとだめだということになります。

リサーチは、社会の窓

クライアントの目的を達成するために、
地道な業界リサーチをして、問題の解像度を深めます。
その上で、どうやったら差別化できるか考え、案の振り幅を考えます。

そこで、間違ってはいけないのが、
『誰に伝えたいのか?』です。

組織の中の人間に伝えるのではなく、
ちゃんとその先の人(ユーザー)を見ていなくてはいけません。

社内の人間に話しやすくすることも加味しますが、
正解はそこにはありません。
正解は、ユーザーが知っているのです。

『ユーザーの価値観』で捉えて、
クライアントにはない視点(ユーザーが理解できない事や、不安に感ずる事)をちゃんと炙り出す事じゃないかと考えています。

コンサル型のデザイナーを目指して

私が目指しているのは、
経営者のパートナーとなり、事業を加速させるための片腕のようなデザイナーです。

片腕となりながらも
気づきをもたらして、客観視できるきっかけになる存在でいたい、そう考えています。

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