おじぎ乗り研究II

何だか頭を整理せずに書いたので前回はグダグダになってしまった。ので、端的に書きたいと思う。

アルバイトで片道25kmの道を往復していたと書いたが徐々にタイムが

縮まってきた。大体50分で揃っていたが問題は帰り道だった。知っている人は知っているが川崎より横浜の方が標高が高いので帰りはかなり長い上り坂があるのだ。アルバイトが肉体労働だったこともあり、披露はピーク。自然に疲れた体であっても速くペダリング出来る事をひたすら考え、背筋力と骨盤を使ったペダリングにたどり着いた。当時は情報が少なくサイクリスト同士の情報交換などもなく排他的な世界で仲間以外は受け付けないマニアックな雰囲気が満々だった。

話を戻してカンチェラーラ。私が彼を知ったのは割と最近の事。You Tubeの過去動画である。骨盤を揺らすペダリングとシッティングで驚くべきパワーを出す彼の姿に昔の自分を重ねる部分もあった。似ている。と思った。そしてネットで検索するとカンチェラーラはヤマメ乗り(通称)と呼ばれる乗り方である記事を幾つか見つけた。そしてたどり着いた「ヤマメの学校」、勿論そこで知った「自転車の教科書」は買って読んだ。

そこには私が編み出した私の漕ぎ方とほぼ同じ事が体の仕組みなどと共に書かれていた。尚、私は現在脳卒中後の片麻痺患者であり、海馬という脳の記憶を司る深層にある部位に大量出血した影響で三半規管も回復しておらず、バランスを取るのが難しい。だから筋力に頼らない効率の良いものしかロードバイクに乗れる道はない。ちなみに脚力は健常者時代の20%以下。勿論、入院当初は立ち上がる事も歩くことも出来なかった。つまり昔、化け物級と言われたパワフルな漢は女性や老人並の体力しかなくなったのだ。

ちなみにロードバイクにて試走した今現在も緩斜面の上り坂さえ登れない。

しかしそんな私だが目標は大きくレース出場である。昔は川崎の高校教師でロードバイク乗りで修善寺のチャレンジ入賞経験のあるT君をわずか2kmで千切っており、本来のパワーの10%でも取り戻せばいけるという正体不明の自信があるのでやるだけやりたいと思う。

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