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「カリフォルニアらしい景色」の巻

 カリフォルニアは結構大きい。まぁ、おおざっぱに言って日本列島と同じぐらいだと思えばいい。だいたいカリフォルニアといえば、下の写真(2003年5月9日撮影)のような風景を思い浮かべるのだが、広さを考えると、必ずしもそうではないのだ。

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 当時住んでいた近所の、何の変哲もないヒスパニック街。ちょっと、絵に描いたようなLAらしい雰囲気だったので、撮影してみた。アメリカに引っ越して1カ月ほどたったころだ。
 LAが一年中青い空だと思っている人は多いと思うが、実は春から初夏にかけては、曇りが多い。午後から晴れても、昼まで曇りという日も多く、絵に書いたような青空には、数日の滞在でお目にかかれないというようなこともありえる。もっとも、雨は降らないのだが。
 さて一方、冒頭の写真も立派なカリフォルニアなのだ。カリフォルニアと言えば、2枚目の写真のような椰子の木だと思いがちだが、こういった北海道みたいな風景も見られる。
 タホ湖(Lake Tahoe)。ネバダとの境目にある湖なのだが、カリフォルニアらしくない美しい風景なのだ。夏はボート遊びや、湖岸でのキャンプで賑わう。水も澄んでいるが、泳ぐにはちょっと冷たいらしい。冬はスキーだ。そう、カリフォルニアのイメージではないが、スキーもできる。ちなみに、ハワイでもマウナケアではスキーができる。
 余談だが、当時サンフランシスコの街中に、なぜか椰子の木が目立ち始めていた。中心部のユニオン・スクエアにも、改修後には椰子の木があった。因みにサンフランシスコは、8月ならばLAと10度は最高気温が違うほど気候が違うのに、椰子の木をあえて植える意図は、カリフォルニアらしさの演出だったのだろうか。地元民には悪評だったが。

拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「椰子の木がないカリフォルニア名所」(2005年07月03日 13:12付)「LAらしい風景」(2005年06月23日 13:38付)に加筆修正した。

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