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「国際常識を知らない日本人へ」の巻

 仮に、この写真にヒントになる星条旗の一部が無かったとしても、この場所は日本ではないと思う人は多いと思う。なぜなら、日本国旗がちゃんと掲揚され、『君が代』『仰げば尊し』の歌詞が掲げられているからだ。事実これは日本ではない。
 北米のある補習校で卒業式の国歌斉唱時に写した(2007年3月17日撮影)。全員(この写真では写っていないが全員だ)起立し、斉唱している。非常識がまかり通る日本ではありえない光景だ。
 補習校とは、現地の学校に通う日本人子弟のための土曜学校(平日夕方に授業をするところもある)で日本の教科書を使って学ぶ。小中学生には、日本の義務教育と同じように教科書が無償配布されるが、その教科書は、各教科でシェア1位の会社のものというけったいなシステムだ。
 通う生徒は、前述の通り、在外邦人の子弟が中心だが、永住している日本人や日系人の子供、ハーフの子供もいる。そしてごくまれに、第三国人の子供も学んでいる。
 だからここで起立している子供の中には、日本国籍以外も多くいるのだが、みんなちゃんと日本国歌を斉唱する。
 何国人であっても、その国の国歌を歌う。世界の常識だ。国旗への宣誓は、外国籍であっても原則として強制だ。少なくとも尊重することは義務だ。自国の国旗・国歌があるところでは、起立しない自由もあるのだと言うような。イカレポンチが幅をきかしている日本は異常なのだ。
 アメリカで先生は、「私はアメリカ人じゃない」とクソ生意気なことを言うガキにはこう教える。
 「あなたは、どこの国に住んでいる? どこの国にお世話になっている?」
 いやなら帰れ。ということだ。 
 在日外国人にだって、そう言えばよいのだ。強制連行? それが韓国人によるでっち上げだってことは、歴史が証明している。だから嘘の上乗りをするために、軍艦島のことに難癖をつけているのだ。
 最初にこの記事を書いた日、NHK国際放送の英語ニュース(アジアのニュースばっかりの番組がある。ちなみに、海外ではNHKは無料だ。その金もみんな国内で搾り取られている)で、こんなニュースを取り上げていた。
 タイで、プミポン国王陛下(当時)の御真影をよごした、どあほな外国人(スウェーデン人だったかな?)のジジイに、不敬罪で最低でも懲役10年、最高で75年の刑が下るとか。
 その刑罰が軽いか重いかは、それはタイの国民が決めること。余人がとやかく言うことではない。しかし、その国民から崇敬されている国王に対して、たとえ御真影であっても、それを汚すことは、常識から考えると、絶対にしてはいけないことなのだ。翻って日本では、愛知トリエンナーレとやらで昭和天皇の御真影を焼くというような暴挙が、「芸術」と称して行われ、それに愛知県が金を出している始末だ。
 武漢肺炎の流行と、トランプ政権の退場以来、世界中に常識はずれがまかり通っている。日本はその先端を行っているかのようだ。常識を学んでこの日卒業していった子供たちも、すでに社会人になっている。この素晴らしい常識を武器に、世界で活躍してくれていることを願わずにはいられない。には、幸多かれと祈りたい。そして、だまされている日本人の目を、いつかこじ開けてほしいものだ

拙ブログ『無闇にアメリカに来てはいけない』より「ここはどこ?」(2007年03月30日 08:04付)に加筆修正した。

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