2020年現代短歌まとめ②
第二弾。
走りゆく想いを筆にのせ続け消えない過去は塗り潰せないが
考えりゃ一つも得は無いのにさ角立てぬよう従う愚かさ
眠れないこんな時間もまた一興浮かぶ言葉と微睡み戯れ
サラサラと風に飛ばされ舞い上がる枯れ葉とともに消えるには重い
人間の少なさ故に心身が図太くなりてまだ生きられる
私にはなんの資格も無いのならせめて静かに願いだけを込め
キャンディを舐めても無くならないような否定されぬが選ばれない日々
破れれば二度と元には戻らないそのフチを渡りあなた追いかける
浮かぶ月小舟に見立て流しつつ辺り見渡す罪深き空
教えてよシロツメクサの指環編みほんとの宝石僕は買えなくて
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