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藤田 淑子
2022年4月9日 16:38
太陽を求めてのびる茎の先派手に咲いてもため息ばかりお前たち皆きれいだよ摘み取ったりしないからそこから出るなよ寒い頃小さな球根だった君僕は何か変わっただろうか青いアネモネが言う風の音は遠くから君の声連れてくると白いアネモネが言うそれは悲しい結末を遂げる見届けろと赤いアネモネが言う消えない情熱を持てばいつか叶うからと黒猫の手招き拘りでできた箱庭気付かれぬよう覗くあなたは持っ
2022年4月7日 23:18
同じにおいがしてドキリと胸が高鳴るその時にはもう遅くてわかるその線に宿る同じベクトルの力ぶち撒けてみせてよ箱の中あなたの魅力入ってる誰も開けないで開けないでくれ季節はずれ流れる音楽が透き通って消えていく今日が終わるさらりとした筆跡その汗を見せないけれど浮かび上がる光自分の手の中世界にたった一つどうだいいだろういいだろう君の横顔がなかなか飲み込めなくてガムシロとミルクを混ぜる