【明日、どこへ行こう】サラエボの大工と心を通わす

画像1 宿のオーナーにボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の塹壕が今も残っているよと教えられて、街はずれまでやってきた。広大な畑の一本道を歩いていたら、遠くの家の屋根で作業している大工がこちらを見ているのに気付いた。きっとこんなところで何をしているんだろうと訝しんでいただろう。僕は「ハロー」と大きな声で手を振った。すると相手も手を振り返してくれた。言葉や生まれた国や生き方などが違ったとしても、自分にその気持ちがあれば、こうして心の距離は近くなるものだ。(ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ)

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