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バスケの撮影に使う機材について(2020-2021シーズン版)

今年の6月ぐらいにバスケの撮影に使ってる機材についての記事を書いたのですが、その後、機材に変更があったので、Bリーグの2020-2021シーズンが始まるこのタイミングで改めて、バスケの撮影に使う機材について書いてみます。

【カメラ】
前回の記事から大きく変わったのが、マイクロフォーサーズの機材を全て手放したことです。

マイクロフォーサーズのカメラ、レンズは軽くて持ち運びも楽ですし、長年使っていたため、名残惜しかったのですが、使用頻度が下がっていた事、後述する画素数の高いカメラを購入したかった事もあり、手放す決断をしました。

ということで、現在は、ミラーレスのフルサイズ機が 2 台です。

[SONY α7 Ⅲ]
前回の記事でも書いたフルサイズのミラーレス機です。
動体撮影に強く、バスケ撮影においてはメイン機の位置付けです。


SONY機はメニューに少しクセがありますが、メニューのボタンへの割り当ても覚えて、最近は少し慣れてきました。

[SONY α7R Ⅲ]
前述したマイクロフォーサーズの機材を全て手放したのは、このカメラを購入するためです。


4240万画素の高画素機で、よりバスケの撮影を高画素で撮影したい。。。というわけではなく、このカメラはバスケというより、飛行機の撮影のために購入した機材です。
(※ バスケのオフ期間に飛行機の撮影にはまってしまいまして・・・。)

α7 Ⅲと比べると、AFの像面位相差AFセンサーの検出点が少なく、実際に撮り比べてみると、α7 Ⅲの方がAF-Cで撮影した際の精度が良いかな、とは感じます。
また、連写可能な枚数も、α7 Ⅲ の方が上で、ここも実際に撮り比べてみると、α7 Ⅲ の方が長めに連写できる感じがあります。
(仕様として公開されているのは、RAW で、α7 Ⅲ : 89 枚、α7R Ⅲ : 76 枚)

このため、α7RⅢはバスケ撮影ではサブ機の位置付けになるかな、と考えています。

とはいえ、せっかくフルサイズ機が 2 台となったので、異なるレンズを付けて、2 台体制でバスケの撮影に臨んでみるようなことも試してみたいですね。

※ この他、APS-C 機の α6500 もあるので、場合によっては使うかもしれません。

【レンズ】[SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM]
SONY Eマウントのアリーナ内撮影用の望遠ズームレンズという意味では、最高峰のレンズですね。

AF の速さ、写りの繊細さは、流石の一言。
SONY 製レンズの中で最高峰の GM (G Master) シリーズのレンズだけはあります。

似たようなレンズとして、同じく SONY 製の FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G というレンズもあり、使ったこともあるのですが、アリーナ内という明るさをあまり期待できない場所で、動きの速い動体を撮影する場合、F 値が 4 か、2.8 の差は大きく、一度、「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 を使ってしまうと、「FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G」 には戻れなくなります。

そんな、「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 の数少ないといってもいい欠点の一つは、重いこと。
前回の記事でも書きましたが、1480g で、最初のころは、「筋トレか!」 と思いながら撮影してましたね。。。

ちなみに、「FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G」 は 840g なので、重量面で選ぶなら、「FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G」 という選択もありだとは思います。

また、「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 はお値段も、「いいお値段」 ではあるので、価格面で半分ほどのお値段の 「FE 70-200mm F4 G OSS SEL70200G」 という選択はあり、だと思います。
(ただし、F2.8 通しの方が SS を速くしたりできますし、写りも良いです。)

[TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)]
少し前までは、E マウントのレンズで、F2.8 通しの望遠ズームレンズといえば、上記の 「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 しかなかったのですが、発売されることが発表されると、バスケ撮影クラスタの皆様を騒然とさせたレンズ。


F2.8 通しで 70-180mm、しかもお値段は、「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 の半分程度!

ということで、気になりまくってた私は、持っていたレンズを処分して、「TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」 を購入しました。

先日、やっとバスケの撮影で試すことができたのですが、結論から言うと、全然問題なし!AF も AF-C なら十分早いです。


「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 に比べると、焦点距離が 20mm 短いですが、足りないなら、APS-C クロップという手もあるので、あまり気になりませんでした。

※上の画像は、「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」と「TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」 を並べてみました。大きさのイメージを掴んでもらえれば。

ただ、注意したいのは、このレンズを使用する際、AF を AF-S で使用すると、AF 時に迷うことがかなり多いです。
このため、このレンズを使用する際は、AF-C で使用することを推奨します。

言い忘れてましたが、このレンズは、810g で、1480 g の「SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM」 と比べると、6 割程度の重量なので、持ち運び、取り回しの面で楽です。

気になる点としては、レンズの鏡胴は、ラバーに覆われているのですが、ここが汚れやすいことでしょうか。本体重量の軽さとのトレードオフなのかもしれませんが、使用頻度が上がると汚れていきそうな気がしています。

とはいえ、軽くて、十分な AF の速さ、写りであるので、今シーズンは主力級に出番が増えそうなレンズですね。

[SEL85F18]
焦点距離 85mm の単焦点レンズなので、座る座席や状況によって使用場面が限定されますが、F値が 1.8 と明るいので、撮影した画は綺麗です。


私の場合、メインで撮影しているアリーナ (とどろきアリーナ) でよく座る座席がコートからは少し離れた席なので、このレンズを使用する機会は少なめではありますが、コートに近い席の際は撮影に使用しています。



Eマウントのレンズの中では比較的お求めやすい価格ではありますし、写りも綺麗なので、Eマウントのカメラを使用している人でバスケの撮影をされる方は最初に購入を考えてもよいレンズだと思います。

また、サイズも小さく、軽いので、取り回しも楽です。


【まとめ】
今シーズンも、カメラは、α7 Ⅲ がメイン、レンズは、SONY FE 70-200mm F2.8 GM OSS SEL70200GM がメインということになると思いますが、α7R Ⅲ やTAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056) も使って、どういう画が撮影できるのかが楽しみです。

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