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SaaSのプロダクト開発部署でPOSレジアプリ『Airレジ』の会計機能の改善施策を立案した話

自己紹介

名古屋大学の大学院で情報学の研究を行っています。院生ですが、研究に限らず、様々な活動に興味があります。これまでの大学生活では、1)論文執筆や学会発表などの研究活動 2)体育会での学生活動 3)ビジネスコンテストなどの起業活動 の三種類の活動に、それぞれ取り組んできました。ただ、大学院生という立場から、どうしてもビジネスに近い場所での経験の不足を感じていました。
 

本アルバイトに応募・参加した理由

一番の目的は、ビジネスのことを日本でもトップクラスに考えているはずのリクルートで就業経験を積み、自分が不足を感じているビジネス力(私の場合は、顧客の課題を見つけ、解決策を考え、製品の収益向上につながるかまで検討する力)を身に着けることでした。それ以外にも、多数のサービスを生み出す企業文化、起業家精神を持つ人が多い環境、そしてWebサービスの企画開発という業務内容自体にも興味があったため、応募しようと考えました。

 
配属部署・ミッション

配属部署はBtoB SaaSの開発をしており、私のミッションは0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』の会計機能の改善でした。
 


業務の進め方

# 社員の方とのかかわり方・相談の頻度
人事の方とは、週一回『よもやま』(=リクルート特有のアジェンダを持たずざっくばらんに1on1で話す場のこと)ミーティングでお話させてもらい、近況報告や雑談を行っていました。配属部署の方々とは、アルバイトのキックオフ前に顔合わせをしていただき、キックオフ当日に数時間ほどインプットをいただきました。社内で使用しているシステムやサービスが多様で、プロダクト自体についても色々覚えることがあり、初日は頭がパンクしかけていました。しかし、週一回のよもやまミーティングや、毎日のslackでのやりとりを通じて、密にコミュニケーションをとることができ、不明点をその都度解決することができました。結果、使用する各種ツールやプロダクト自身について理解を進め、業務の進捗を出すことがかなりスムーズになりました。


 一番難しかった・困ったポイント、乗り越え方

今回担当したプロダクトはBtoBのSaaSだったので、顧客の声を聴き、そのニーズに合わせたソリューションを打つことが何より重要でした。一方で、アルバイトとして担当ミッションが与えられている以上、「この解決策で進める」ということがある程度決まっています。顧客の課題解決から考えつつ、それを自分に与えられたミッションの範囲でどう解決するのかを考えることが、難しかったです。最終的には、調査した顧客の声をまとめ、打ち手の選択肢を並べた上で、それぞれの打ち手がどの顧客の課題をどの程度解決できるのかを比較したうえで、最適な打ち手を提案することにしました。


成果内容

『Airレジ』の割引機能に関する問い合わせ調査を集計・分析し、顧客が持っている課題の種類や大きさをまとめました。それをもとに、どのような打ち手で課題を解決するか? について案を複数考え、課題の大きさなどを根拠に、優先して取り組むべき案を提示しました。起案会を経て、いくつか論点の残る部分を修正し、引き続き部署で検討すべきアジェンダとして残すことができました。起案会を経て、「ほかのタスクと比較して、提案内容の優先度合いが高い理由はなにか」「課題解決が、どれくらいのインパクトにつながるのか」など、 企業で起案を行うときに何を重要視されるかを学びました。

感想

# リクルートという環境で、学び/成長できた点
一番は、「リクルートの進め方」を学び、実践できたことです。大きな企業にはそれぞれ、プロジェクトの進め方があると思います。企業間で共通点や独自な部分などがあると思いますが、その一つを、リクルートという、サービス開発やビジネス、マネタイズに長けた企業で学べたというのは、非常に貴重な経験でした。アルバイト期間中や以降に、課題調査の方法や数字の示し方、情報共有のタイミングなど、「リクルートではこうやって進めていたな」という、何かを考えるときの一つのフレームワークができたのが、大きな学びでした。特に、30%程度の完成度で一度共有する、ということは、常に意識するようにしています。
 
# 自分の過去経験をいかせた点
配属にあたり、自身が希望したことですが、技術的な専門性を生かす機会は、多くありませんでした。(今まで取り組んでこなかったことや、ビジネスに近い場所での仕事を希望したため) ただし、それまでのビジネスの経験だけでなく、研究活動での経験が、ある程度活きていたと思います。課題を探したり、仮説を立てたり、それを裏付けるデータを見つけたり、どう伝えるべきか考えるなど、研究者に必要とされる能力は、企業でも同様に求められることを感じました。
 
# こんな人にぜひ参加してほしい
大学生はもちろんですが、大学院生で「研究も好きだけどビジネスも気になる、将来は民間に就職する予定」のような方には、とてもいい経験となると思います。知識だけでなく、自分の考え方が企業でどう役立てられるか知ることができますし、研究について考える際にも、ビジネスの観点が加わることで、より説得力のある論理展開ができるようになると思います。
 

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