「躁」ってつまり何なんだろう?③日本の医師の書いた本から
「躁とは何だろう」と考えるとき、日本の医師の書いた本を読んでみようかなと2冊本を借りました。
前者は、かなり切れの良いテンポで語っていくタイプの医師で、なかなか辛口で、激しい言葉もありました。
記憶に残ったことは以下です。
後者はたくさんの著書のある医師の本。44年前の出版です。ご存じのように北杜夫のお兄さんです。小さいころ北杜夫の本をたくさん読んだので「文章が似ている」という印象がありました。学術的ですが、話がどんどん脱線する場面もありました。「躁」と「鬱」を「波動のある人生」と書いています。
クレッチマーの「循環気質」に反対して下田光造の「執着性格」がある、というのは勉強になりました。
「躁って何?なぜ起こってくるの?」という疑問で、日本の医師の本を読むのもいいかもと思いました。ただ学術書の方がまとまりがよく理解しやすいような気がしました。