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呪文のように唱える前に少しだけ書きたい【双極症サバイバルガイド】③

 『本人と家族のための双極症サバイバルガイド』記事3つ目です。

 読んで印象に残った、「双極症をどう受け止めるのがベストなのか?」p.103の「よかったら「呪文」のように覚えてほしい」の3番目は、

3.自分が何者であるかという健全な感覚を保ち、病気に対処しながらも自分の性格上の強みをどのように引き出せるのかを考えてほしい

 私は症状で最初の仕事を辞めてから「自分が何者であるか」が分からなくなったなと思います。その環境にいないと、他人からもそう見られないし自分で忘れてしまったのです。
 
 しかし履歴書には書かれていますし、どこにいっても最初の仕事について聞かれます。行動を見られていますし、明らかに「私たちとは違う」という逆差別のようなことも起こりました。だとしたらずっと最初の仕事を休んだり行ったりしていた方がよかったのではとふと思ったりすることもあります。決まり的にもうそれ以上休むことはできなかったため退職になったわけですが。

 また、最初の仕事を辞めてから別の仕事についたり、再び辞めたりしてきましたが、その失敗は「自分を知る」ためにとても大切だったと思います。どうやっても続けられない仕事はあります。根本的に自分に向いていないのです。それを体験して知ることができてよかったと思っています。

 「双極症になってしまった…」という事実を認め、ショックをある程度乗り越えたら「3」が心に響いてくるのでしょう。

 








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