もう一人の私へ
私、この年になって
ほんとうにソウルメイトと言えそうな
人と出会えたのだけれど
その人と出会ったのは私が
どん底だったころで
前職でいろいろとあって
ちょっと御飯を食べたら
涙が流れて来て
ちょっと風に吹かれては
涙が流れてきて
ボールペンの文字が掠れては
涙を流していた
空を見るのが好きなのに
夕日を見るのが大好きなのに
コンクリートの灰色ばかりを
見つめている毎日だった
転職活動中に面接で出会った彼女は
明るくて
快活で
とてもはきはきと喋る女の子で
でも、とても自分に似たものを感じて
同い年だったこともあって
勝手に親近感を感じていた
ちょうど1年前
彼女の転勤が決まってから
何かのタガが外れたかのように
いろいろなことを話すようになって
とっても仲良くなった
その彼女は
私がつらい時にそばに居たいと思わせてくれて
時間を気にせずにずっと話を聞いてくれる
二人とも考えることが好きだから
でもこうじゃない?って
言い合いになったりもするけれど
彼女が気を遣わずに意見を言ってくれるのが
心地よくて嬉しくて
なんだかにやっとしてしまいそうになるのを
ぐっとこらえていること
知っているだろうか
私自身結構気を使って
しまうことも多いから
そうやって言いあえる関係がとても貴重で
大好きだったりする
今、その彼女が
他の人に傷つけられているのに
私、何もしてあげられない
なんて無力なんだろう
彼女はたくさんの事をしてくれるのに
たくさんの愛や時間を与えてくれたのに
何もしてあげられない
自分が歯がゆくて仕方がない
明日大阪で訪問が無ければ
今すぐ会いに行くのに
ちょっと今から急いでいったら
何時になるかを調べてしまった自分が
みじめだ
どこでもドアが欲しいね
何にもしてあげられない自分が嫌だけれど
この気持ちをきっと出さないだけで
他の仲のいい2人も思っていて
(いや割と出していたな)
彼女が週末に私に言った言葉を
そのまま届けたい
「あなたはみんなに愛されている」
もっと自分本位でいいよ
もっとむかついていいんだよ
そんなに強くあろうとしなくていいよ
人にやさしく
人に寄り添える貴方はそれだけで
十分強いんだから
そのあたたかさを
壊さないでほしい
距離が近いとは言えないのに
会いに来てくれてありがとうと言ってくれたけれど
一人で居たくない時に
真っ先に一緒に居たい人として
いつもそばに居てくれてありがとうと言いたい
伝わっているだろうか
この気持ち
どうにかしたいけれど
何か行動を起こすと
さらに傷つけられそうで
動けないこの歯がゆさ
ねえ、本当に大切な存在なんだから
傷付けるのをやめてくれないかしら
私のもう一人の私くらい
何なら私は
私以上に大切だと思っている
そんな自分のこと、もっと大切にしておくれよ。
弱くてごめんって
強くなくてごめんって言ってたけれど
私は強くなくていいと思っているから
強いとポキッと折れちゃうから
でも弱いと負けちゃうから
しなやかでいてほしい
私もしなやかでありたい
もっともっと自分を愛して
貴女は
出来が悪いわけでも
何もしてないわけでも
容量が悪いわけでもない
もし、そう思っているなら
きっと疲れているから
一回休憩しよう
いつもみたいに隣にそっと
一緒に腰を下ろすから
くだらない話を望むなら
いくらでもするから
そこから見える景色一緒に楽しんで
ちょっと歩けるかなって思ったら
歩いてみよう
荷物が多いなら半分持つから
だからお願い。
全身の力抜いて
深呼吸しよう
頑張らなくていい
ちょっと休憩しない?
頑張るって
頑なに張るって書くから嫌い
そんなもの無理が来るに決まっている
だからまたいつもみたいな
バカ話して
笑い飛ばして
休憩しよう。
明日、今日よりも
自分を少し愛して。
Yurina.(Lily.)
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