リコリスデザイン

「彩り豊かなデザインで、笑顔と幸せを育み導く設計事務所」というコンセプトのリフォーム・…

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「彩り豊かなデザインで、笑顔と幸せを育み導く設計事務所」というコンセプトのリフォーム・リノベーションを中心とした一級建築士事務所です。 https://recolisdesign.com/

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理想の暮らしを叶える間取り術

リノベーションの設計、新築のインテリアコーディネートをやっています。 日々の仕事のことで、これは!と思うことを書き留めていこうと思います。

    • マンション 3LDKに必要な広さ

      新築のマンション、中古マンションを購入してリノベしようと考えたとき、どのくらいの広さがあればよいのでしょうか。 3LDKの場合、最低どのくらいの広さが必要か、検証してみます。 各場所の広さの目安は以下の通りです。 玄関 2畳 LDK 17畳 主寝室 7.5畳 +クローゼット 1畳 洋室(2室) 6畳 +クローゼット 1畳  ×2 ※洗面室 2畳 ※浴室 2畳 ※トイレ 1畳 納戸 1.5畳 廊下 2畳 ------------------- 合計 50畳 ≒ 83 ㎡

      • なぜ、理想の間取りに出会えないのか

        ある調査によると、新築した注文戸建住宅を建てた人の4割が後悔している点があり、そのトップが間取りということです。一方家づくりの際一番こだわった点のトップ項目も間取りという調査結果もあります。 自由に間取りを作れる注文住宅での間取りへの後悔がこの数字ということは、建売住宅やマンションを購入した人の間取りへの不満はもっと高い数字ではないかと思います。 ではなぜ、理想の間取りに出会うのが難しいのか、住宅業界側からの事情で説明してみたいと思います。 間取りは不動産の価値に反映され

        • LDKの基本プラン

          LDKの基本プランについて、紹介していこうと思います。 最も典型的なのは、キッチン、ダイニング、リビングをL字に配置したL型プランです。最も効率よい配置なので、マンションの多くで採用されています。 もう一つのプランは、キッチン、ダイニング、リビングを並べたI型プランです。このプランは間口が広くなるので、採用できるケースが限られます。 L型プランの変形プランとして、キッチンの向きを90°回転させたキッチンとダイニングテーブルを平行に並べるプランもよく見かけます。 このプ

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        理想の暮らしを叶える間取り術

          LDKに必要な広さ

          間取りを考える上で一番重要なのが、実際に生活をする上でどのくらいの広さが必要かということです。 住宅で一番メインとなる空間、LDKについて考えてみます。 キッチンに必要な広さ 一般的なキッチンの配置は、キッチンの背面に冷蔵庫と食器棚を置く配置になります。通路幅を90cm確保すると、キッチンには最低3.75帖必要になります。 ダイニングに必要な広さ 4人掛けのダイニングテーブルの大きさは120cm~180cm×90cmなので、周辺に60cmの通路幅を確保するならば、6帖

          LDKに必要な広さ

          木造住宅の耐震補強の話

          耐震診断の結果、評点が1.0未満だった場合、耐震補強工事の対象になります。耐震補強工事の目標は評点1.0以上です。では、木造軸組工法の住宅の耐震補強工事ってどんなものか、どうすれば耐震性が向上するのかをお話していきます。 耐震診断については、下記の記事を参照してください。 耐震診断にて評点に大きく関わる項目が、①柱等の接合部の強度、②耐力壁の量とバランス、③建物の重さ です。 柱等の接合部に『認定金物』を取り付ける平成12年の法改正にて、柱等の接合部には『認定金物』を使

          木造住宅の耐震補強の話

          木造住宅の耐震の話

          木造住宅の工法は大きく2種類の工法に分けられます。最も一般的な工法は木造軸組工法(在来工法)で、古くから日本に伝わる伝統的な工法で、柱と土台・梁で軸組みを組み、筋交いと呼ばれる斜め材で補強する工法です。もう一つの工法が木造枠組壁工法で、構造パネルで床・壁・天井を作り、面で建物を支える工法です。代表的なのが北米から輸入された2×4工法です。ここでお話する話は、木造軸組工法で建てられた住宅の耐震の考え方です。 新耐震基準 現在の建築基準法は昭和25年に制定され、その後木造住宅の

          木造住宅の耐震の話