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年間32通のファンレターを書いたオタクは、推しに何を伝えているのか

2017年4月7日から、ほぼ毎現場で推しにファンレターを送るようになりました。

わたしの推しであるDa-iCEの岩岡徹くんは、2017年4月に「ちるらん 新撰組鎮魂歌」という舞台に出演していました。今だから言えることだけど、「ちるらん」は当時いろいろなことがあって、いつもファンの前ではネガティブな表情を見せない徹くんもさすがに辛そうだな…と思う瞬間が何度かありました。

そこで、少しでも徹くんの力になりたいと思って始めたのが、毎公演ファンレターを書くことでした。それから現場がある毎にファンレターを書くというのが習慣になって、気付いたら4月からの9ヶ月で合計32通のファンレターを送っていました。

(実際に徹くんの元まで全部届いているのかは分からないけど、わたしのファンレターを出す時のルールとして、プレゼントボックスに入れた後のことは考えないというのがあるので、そこはあまり気にしていません。)

で、この話を友人にするようになったら、「どんなファンレターを書いたら良いか分からない」という相談を受けるようになりました。

ファンレターに正解はないので、書く人と読む人のどちらもハッピーになれる内容なら何でも良いとは思いますが、ファンレターを書く人ってファンレターをもらった経験がない人の方が圧倒的に多いと思うので、悩む気持ちもめっちゃ分かります。

ということで、過去にわたしが書いたファンレターの中から1通だけ、全文公開してみようと思います。

徹くんへ

こんにちは、お疲れ様です。ちるらん大阪公演の期間中、毎日お手紙を書かせていただきましたが、今日で最後になりました。こんなに短期間でたくさんお手紙を書いたことがなかったので、すごく楽しかったです。

今回はちょっとだけ私の話をさせて下さい。私は静岡に住んでいるので、大阪公演の期間中は徹くんたちと同じようにホテル生活をしていました。午前中はホテルで仕事をして、午後から劇場に通って、終わったらホテルに帰って、ご飯を食べたりお風呂に入ったり、お手紙を書いたり…たった4日間の出来事ですが、いつもの生活を離れて観劇にどっぷり浸れたことがすごく幸せです。

今の私は徹くんたちが好きなことを全力で楽しんでやっている姿を見るのが、何よりも大好きです。なので大阪での4日間が本当に本当に楽しくて、今日で終わってしまうのが寂しいです。それくらい楽しい時間でした。

徹くんは良く「自分たちがステージに立てるのは、裏で支えてくれている人たちのお陰だ」と仰っていますが、私もそう思います。徹くんを始め、出演者の皆さんやスタッフさん、大阪に来る為に色々と協力して下さった会社の人たちにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

1年前のお話し会で、「徹くんのダンスは映画を見ているような気持ちになる。だから徹くんがお芝居をしているところを、いつか見てみたいです。」とお話しさせていただきました。あれから1年経って、実際に徹くんのお芝居を見て、あの時とはまた違う欲が出てきました。

私は、もっともっと徹くんのお芝居が見たいです。いろんな役を演じる徹くんが見てみたい。

沖田総司を演じる徹くんを見て気付いたのですが、お芝居をしている時だけは、徹くんも怒ったり誰かを憎んだりする姿をファンに見せることが出来るんだね。「Da-iCEの岩岡徹」の時は、絶対にファンの前ではマイナスの感情を見せない徹くんが、私は大好きです。だけど、きっとそれってものすごく大変なことだから、これからずっとDa-iCEを続けて行く上で、お芝居のお仕事はきっと徹くんの助けになってくれると思うんです。

だからこれからもDa-iCEの活動と平行して、お芝居のお仕事も続けてくれたらうれしいな。(何か学校の先生からの手紙みたいになっちゃったね…ごめんなさい。)

大阪公演は今日で終わってしまうけど、東京がまだ残っているので、最後まで客席から見守らせて下さい。東京でさらにパワーアップした徹くんの沖田総司が見られるのを、楽しみにしています。

徹くんに負けないように、私もお仕事とかがんばるね!次は4月22日に会いに行きます。それでは、またね。

※2017年4月10日 舞台「ちるらん 新撰組鎮魂歌」公演時に送ったファンレターより全文公開


手前味噌ですが、何度読み返しても良い文章だなぁと思います。(自分で書いたファンレターを何度も読み返す気持ち悪いオタク)

誰かのことを思って一生懸命書いた文章は、きっと相手の心に届くはず。だから好きって気持ちは自分の心の中に留めておくだけじゃなくて、しっかり伝えた方が絶対良いと思うんです。

こういう時代なので、わざわざ紙とペンを使って手紙を書くのは大変だけど、ファンレターという文化はいつまでもなくならないと良いな。

タピオカでも飲むかね〜🥤