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天野宗歩の詰将棋を子孫宅から発見

菅谷北斗星(本名要)氏といっても今ではその名を憶えている人は少ないかもしれないが、将棋観戦記の草分け的存在であった。

「将棋世界」昭和34年9月号に同氏が将棋連盟から表彰を受けた際の記事が掲載されている。

読む将としてはこうした観戦記者に常に感謝をしなければならないわけで、とりわけ文字しかなかった時代の功績はどれだけ大きかったか。インターネットが普及する前は活字に頼る以外、将棋の熱戦を知る術はほぼ皆無だったのだから。

同氏には他にも功績があり、「関西名人を自称して棋会から絶縁し、三十年間沈黙を守っていた坂田三吉氏を木村八段と京都南禅寺、花田八段と京都の天龍寺で対局せしめた」り、天野宗歩の詰将棋を子孫宅から発見したりと、棋会に対する多大な貢献を行った人である。

坂田三吉といえば映画「王将」

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