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王座戦 後手の7一角には本当にびっくり

第62期王座戦五番勝負を防衛した羽生善治王座の自戦記(「将棋世界」2015年1月号)。

最終局の89手目先手「2八歩に後手は何をやってくるのか全く分からなかったですが、7一角には本当にびっくりしました。自分から悪くならないぞという意思を感じます。この手は意味を説明するのも難しいのですが、将来5四香と打たれる筋を未然に防いでいます。とはいえ端攻めを受けたときに玉の逃げ道をふさいでいる面もあり、全く予測不能の手でした」

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当時(だったと思うけど)7一角に変えて7四角だったらどうだったかという検討がどこかでなされていたような記憶があるが、やや分かりやすい手だから先手が受けていただろうという結論だったような。



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