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棋士の収入 将棋の現在地

昨日の座談会の続き。

本誌:四段に昇るとどうですか。年収百二三十万?

滝:将棋連盟から給料や対局料で手取り百五、六十万かな。

西村:そのほか稽古に行ったりしてひとによっては倍以上になるでしょう。ただ四段に昇っても落ちる制度がありますからね、これは非常に厳しい。このあいだ不幸にも高田さん(丈資六段)が亡くなりましたが、ハッキリいえば制度のギセイでもあると思います。

本誌:あと三年だと、生前悲観してましたよ。

西村:私もちょっと負けが込んでくると、あと何年現役でやっていられるか計算してしまいますからね。

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当時の大卒初任給が11万程度だったそうなので、大卒の年収はボーナスを入れてほぼ四段と同じぐらいか。とすると、四段昇段時の年収がそんなに低いわけではなかったともいえるが、プロとしてはやっぱり低いようにも感じる。これは今でも議論されるところ。

高田丈資六段はWikipediaによると心不全で亡くなったとある。




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