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折々のチェスのレシピ

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「チェスのレシピ」と「新・チェスのレシピ」でご紹介したレベルの知識がある人向けになりますが、必ずしも飛び抜けて高度な内容ではなく、日々のチェスライフにおいて役立つ手筋や知識を折に… もっと読む
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#チェスプロブレム

折々のチェスのレシピ(368)少しだけ高度な知識をあなたに

前回までは序盤におけるビショップの動かし方によって有利不利が生じる展開を検討しました。今…

折々のチェスのレシピ(367)少しだけ高度な知識をあなたに

では(では、というのは前回からの検討の続きだからです)、次の局面ではどうなるでしょうか。…

折々のチェスのレシピ(366)少しだけ高度な知識をあなたに

今回は下の局面からビショップの活用(仕掛け)が可能かどうかを検討します。 上の局面はよく…

折々のチェスのレシピ(365)少しだけ高度な知識をあなたに

少し前に白が初手d4としてきた場合の黒の応手(Nf3)について検討しました。今回はそれをもう…

折々のチェスのレシピ(364)少しだけ高度な知識をあなたに

終盤の局面です。 黒が優勢なことは一見してわかりますが、だからといってただちに黒が勝ち切…

折々のチェスのレシピ(363)少しだけ高度な知識をあなたに

ということは(←前回からの続きです)、白としては黒にb6という手が存在することを前提にして…

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折々のチェスのレシピ(362)少しだけ高度な知識をあなたに

後手番(黒)にとってもっとも嫌な白の初手はなにか? この問いには、先人達の知恵や努力、そして近年のAIやソフトの分析によって、すでに答えが出ており、 d4です。 さらに、白の初手d4に対する黒の応手には、d5、e6、Nf6があり、それ以外だと形勢を損ねることもわかっています。ということで、黒はd5、e6、Nf6のいずれかを指す必要があります。 まず、d5と受けた時の典型的な進行は以下になります。 形勢自体は互角であり、黒としてはまずまずの展開ではあるものの、この先にこ

折々のチェスのレシピ(361)少しだけ高度な知識をあなたに

前回までとは逆に、 白が比較的クローズドな展開を志向してきた一手です。黒はこの段階でクロ…

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折々のチェスのレシピ(360)少しだけ高度な知識をあなたに

せっかくですので、前回の局面から対局がどう動くか見てみます(初手からです)。 上の展開で…

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折々のチェスのレシピ(359)少しだけ高度な知識をあなたに

前回の第1図でa6とせずにオープンな展開を志向するc5を指した場合を考えます。 a6とした場合…

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折々のチェスのレシピ(358)少しだけ高度な知識をあなたに

今回からはスコアが1500以上のプレイヤーと対局しても困らないようになる知識をご紹介していく…

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折々のチェスのレシピ(357)お知らせ

1年半ほど前に「チェスのレシピ」を始めてから、次に「新・チェスのレシピ」へと移り、そして…

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折々のチェスのレシピ(356)中盤戦

相手が打診してきた手に対して、そのままやらせたらどうか、と考えることで応手を決定できるこ…

折々のチェスのレシピ(355)中盤戦

中盤は考えることが沢山あって悩みが満載です。 黒にとって次の一手はどれがいいか悩むかと思います。しかし、中盤には中盤の考え方があります。それは、序盤で展開した駒をちゃんと活用することです。上の局面で形勢は互角です。黒はまずまず指せているといえます。 そこで、 d4とすれば、ポーンはひとつ捨てることになるかもしれませんが、b7で眠っていたビショップが生きてきます。当面のところ、黒は守りに不安がない局面ですので、こうして駒を使えるようにしていくのが中盤の指し方のひとつの典型