謹賀新年

皆様、謹んで新年をお祝い申し上げます。旧年中賜りました多くのご支援、ご厚情に深く感謝致します。

新年を迎え、新たな目標や取り組みに既に邁進している方もいるかも知れませんし、これから決める方もいるかも知れません。

頑張る全ての人に私から、大事にしている言葉を贈りたいと思います。

「伝統は常に革新とともにある」

この言葉は、帝国ホテルで受け継がれる精神であり、かの渋沢栄一が語った言葉とされています。

「伝統」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
一般的には、昔から伝えられる知識や技能を普遍的に行う事を想像するかと思います。
しかし、それは「伝承」にしか過ぎず、伝承のみを重視すると、結果的にどんな事も衰退の一途を辿ります。

伝承自体は素晴らしく大切な部分ではあります。
しかし、時代、時流というのは清流の如く常に変化し続けます。
どんな事も、その変化に対応しなければ、俗に言う”時代錯誤”となって廃れます。

また「革命」は真逆を意味し、全て根本から覆す事を意味します。

渋沢栄一は、先の言葉を当時の帝国ホテルマン達にしっかりと植え付け、受け継がれて行く中で、先人達は先見性のあるサービスや体制をいち早く導入してきました。
「変えるべきものを変え、変えてはならないものを守る」。
長年の歴史における様々な岐路において、彼らはその選択を常に繰り返してきました。
「革新」を重ね、 それがまた新しい「伝統」となり、受け継がれてゆくのです。
「伝統は常に革新とともにある」
帝国ホテルはこの精神を胸に、現代におけるサービスの先端を歩んでいます。

私のnoteは主にミニ四駆の話ですが、基本的には同じです。
私の記事は「伝承」とする部分が大半です。
そこに皆さんが各々に革新していく事で、時流に乗った新たな歴史と伝統が生まれてくるでしょう。

そういう意味でも、皆様にとって良き1年となる事を祈願します。

令和5年 元日      紅蓮の太陽