いくつになっても「これからが始まり」という瞬間はあっていい。
記念の初投稿です。
はじめまして。小さなアパレルの会社を長いことやっておりますPirokoと申します。どうぞよろしくお願いいたします。
タイトルに「いくつになっても」と入れているということは・・・そうです。まあまあのお年頃です💦 20年ほど前にアクセサリーの卸売りから始めて、その後はお洋服のお店出したり、カフェやったり、最近はネイルサロンも併設でやったりしてます。カフェも好きだし、ネイルも通ってたし、そんな風に自分が必要としてる場所があったから、だったら自分でやろうってそんな感じです。簡単に言ってますけど、大きい会社ではないので、「やろう!」って決めるのも「じゃあ何から始めたらいいの?」ってことも一通り自分でやれないとどうしようもなくて・・・ただ一緒に働く仲間や、素敵なお客様に囲まれて日々幸せにさせてもらってます。
さて、このコロナ渦で街を歩けば「入居者募集」って。この前まであった飲食店や美容室、お洋服屋さんもなくなっていたりして・・・本当に胸が痛いです。去年からずっと試練の中、試されているとも思えるこの状況。
私の身を置くアパレル業界も飲食業界もそしてネイルサロンも。。。どれもきっついです。ただ、右見ても左見ても、このお仕事を選んでされている方はたくさんいらっしゃって、そんな中みんな同じ苦しさも感じながら頑張ってると思うと何かのせいにばかりして止まっているわけにはいきませんよね。
そうだある意味これは試されているし、何か見つけなさいって言われているんだーと去年はずっと思っていました。嘆いていても始まらないし、今だからこそ考えてみよう「自分たちの強み」は何なんだ?と。
これは反省なんですけど、長いこと考えていなかったんです「自分たちの強みは何だ?」というようなことを。
個人でも会社でもこれってとっても大事なんですよね。
それくらい、日々の業務に流されていて(言い訳ですけど💦)ゆっくりそんなことを考えたり、見つめなおすことをしていなかったということに反省しました。
会社であれば自分たちがしていることに対する自信を持っていないといけないですよね。自信をなくしてしまいそうな日々の中、やっぱりそこをじっくり考えて人に言えるということが大切だと感じます。
ところで、私たちの強みは・・・
やっていたんです。ずっと長いこと。大切なことを。素晴らしいことを!
それが「リメイク」でした。
それも、アパレルで長いこと商売していたらどうしても残ってしまう「在庫」そしてキズもの。ファクトリーからたんまり戻ってくるハギレ。これがもったいなくて、じっくり手間かけて大事に大事にリメイクして生まれ変わるように手を加えてました。
それはそれで当たり前のようにやっていたことで、それを特別だとは思ってなかったんですよね。
でもこのコロナ渦で色々と考えたときに「これは特別なことなんだ!」と思えるようになったんです。
ある方に唐突に聞かれたのがきっかけでした。
「長く会社をやられているってすごいですね。御社の強みは何なのですか?」と。
久しぶりな質問でした。
久しぶりにこんな風に投げかけられるなんて、なんて仕事関係のコミュニケーションを怠っていたのか・・・とも考えられますが💦
でもなぜかその時はスラスラと答えられたんです。
そこで不意に自分の口から出たのが、リメイクも含むことで、付加価値を大事にしたサービスや製作だということでした。そして、それは今の時代が求めている「サスティナブルでアップサイクルなこと」だったんですよね。
当たり前のように日常的にやっていたことが、実は強みかもしれない。そう思える感覚がありました。
それからは、その部分をより特別に捉え、そしてさらに向き合うことにしました。
これまでの経験を生かして、さらに出来ることをやっていこうと思ったんです。
なんだか嬉しかったです。
どんなに人からみて小さなことでも自分が求めていた大事な答えのようなものを見つけ出せたときの喜びだったんだと思います。
だからいつでも何か「これだ!」って思えるものを見つけ出せたら突き進む。ってことは出来るんだと感じてます。
このコロナ渦・・・
もしかしたら、自分とそして会社と向き合う貴重な時間なのかも。
どんな状況でも前向きに捉えられた方が得ですね。