理解してくれた彼

更年期…といいながら、
仕事での無理がたたったのもあり、

双方かけ算のような状況から、
仕事をまるっと休ませて頂いたことで
かなり脱してきたと思う。

現時点では自己判断にすぎないけれど。


体の突然の症状からと、
激務に追われ不安や恐怖で飛び起きる毎日はだいぶ減ったし、

冷静にこうして見つめ直せるようになってきた。
その時間が少し長引くようになった、とでも言おうか。


この恐れや不安については、
共に暮らす彼の言葉の強さもあり、

普段の私からは、自分でも想像すらしていなかったけれど、
かなり恐れていたんだと、症状から思う。

一時期は酷く恐れて、
パニック発作が頻繁に起きていたが(救急車を呼んでしまったこともあった)
今は少なくなった。


この異常な恐れを、
ただ「鬱状態」「更年期」としてはもったいないと思う。

ただ過ぎるのを待つこともできそうだけど、
やはり因果の法則、因果を追求してみた。

痛く苦しくたまらなかった。
号泣、悲しくて痛くて、苦しくて、
1人発作と感情にまみれて地獄かと思った(笑)。

そりゃーもうえらいことになっていた日々が続いたが、

とにかく出す、出しまくってみる、をやったら、

ふと、わかる時が来る。



わたし、馬鹿なんじゃないか。と。


わたしが、馬鹿だったからじゃないか、と。



なんだ、間抜けなのはわたしじゃないか。

何も分かってなかったのは、わたしだ、と。


その時は必死で、全く見えていなかった。

気づいてもいなかったし、
今もわかったとは言い切れないけど、

何に必死だったのかと思えば、
馬鹿に必死だっただけだった。

人の意見を受け入れてなかった。
無我夢中すぎて、視野が狭かった。
まともな考えを持てていなかった。


とにもかくにも、
自尊心っていうやつが低過ぎた模様。


なんだよ、とんでもなく、できないやつじゃないか。


自分が必死にやってきたことは、
自分が追い求めてきた分野においては、
ある程度まで理解できて、
ここからさらに道として進んでいこうとも思う。


だが、
その道以外の、全くのど素人が、
必死にやってきたというのが、
無知すぎるわ馬鹿だわ主観的だわまともではないわで、

そりゃーあんた、
神様から見たら、
全てストップさせなきゃ、とんでもないことになるってもんさね。


そりゃー
鬱だろうが更年期だろうが、
とにかく動けなくするわね。


とりあえず止まって見つめ直しなさいよ、と。

愛しきバカちゃんよ、と。


どうしようもなくなって、

もうこれはお手上げです、となって、

完全パニックなどに陥って、

そこで、彼は、突然理解をしてくれた。


それまで、過去の私を責めに責めまくり、
とてつもなく責められ続けていたのだが。


そこまで言われ続けて、
ずっと責められ続けたら、
この鬱時期に、もう無理です、
別れましょう、と、私の中で終えて、
それを伝えて、
その翌日のことだった。

さらに責められ続けたのち、
完全パニックで、
もう自分ではどうにもできないほどになってしまって、

人に助けを求めなくては無理で、
懇願しても最初は無理だったが、

私の身と心の危険を感じ、
全くどうしていいかわからなくなったとき、

彼が突然、理解をしてくれた。



突然、正反対になりすぎて驚くし、

混乱したし、
わけもわからないし、
これは危険な流れなのか?
はたまた信じていいのか??


わからぬままではあったが、
今の自分には手を取るしかなく、
助けてもらうことにした。



初めて、自由にさせてくれた気がしている。

11年共にいて、だ。



学び、全て学び。


そう思い、


とにかく、ひとつひとつを大事に見つめていく。


そばにいてくれる人がいることに感謝。


1人で耐えている人もいるだろう。

この間までのわたしがそうだった。


彼が言い続けてくれた、

1人じゃない。


わたしは恵まれている。

ありがたい。


1人の人がいたら、

人に助けを求める勇気だけは持っておいて欲しいと思う。


助けて、と言えなかったわたしだったから。

余計、そう思う。


1人で抱えられるものと、

そうじゃないものがある。


人を信じてみる月間。

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