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人は人のことを簡単に嫌いになる

 急にデザイナーの島田順子さんの本を読みたくなってAmazonで検索をしていて、いろんなレビューを見たりしていたら、☆一つの『憧れていたけど今は違う』というレビューを見て、「ああ、人って誰かを嫌いになる時って一瞬なんだな〜」と改めて思った。
 こちら↓

42歳の主婦です。
安藤優子の番組に出てた彼女を見て、自分もこんな素敵なおばあ様になりた~い!と思って、早速アマゾンで買いました。
しかし、いま黒柳徹子の番組に出てる彼女の発言を聞いて、憧れが一気に消えました。

黒柳さん「ご年齢を感じらっしゃるときありますか?」
島田さん「、、、、まわりにいる自分よりも年上の人はいきいき元気に働いてて、ハウスワイフをやってない人の方が、、、、」
ん?
世の中のハウスワイフを馬鹿にしてませんか?
わたしは子供3人います。一番上の子は特別支援学校に通っています、わたしは毎日5時に起きても、
一日の家事は終わりません。
幸運で、優雅にハウスワイフをしてる人もいると思うけど、
ほとんどの主婦は働いてる人に負けないぐらい毎日毎日大変なんです。

明日、本をbook offに持っていきます。

Amazonレビューより

 こんな風に一気に好きが嫌いに転じる時ってあるよね〜。
 その番組を見ていないからなんとも言えないけど、この文章だけでも、特に島田順子さんが専業主婦をバカにしているとは思わない。
 たまたま島田さんの周りには年上でもイキイキと働く魅力的な女性がいて、年齢よりも生き生きと働いている人は魅力的だと言いたかった気がする。
 でも確かに、ハウスワイフを引き合いに出す必要はないとは思うけど。

 それよりも、この主婦の方、すっごく頑張ってらっしゃいますよね!
 だけど、それを誰も認めてくれないという悲しさが、ちょっとしたキッカケで怒りに転じてしまったのでは…と思った。
 好きだった分だけ、感じた怒りは憎しみになってしまうから…。

 話しずれるけど、30年くらい前、私が専業主婦で子育てに励んでいた頃、メディアでは【専業主婦論争】というのが勃発して、それはそれは燃え盛っていた。
 石原里紗による著書『ふざけるな専業主婦―バカにバカと言って、なぜわるい! 』 の出版をきっかけに論争に火がついたもの。
 バリバリ専業主婦だった私は、テレビでのそんな騒ぎはどうでもいいと思ってスルーしていた。

 それでも、専業主婦バッシングってその後も割とあって、2年くらい前にたまたま目にした『夫が専業主婦の私を人にニートだと紹介するのが嫌だ』という相談による論争には、だいぶ肩入れした。
 内容はこちら↓

お悩み解決掲示板に7月上旬、子育て中の専業主婦から、こんな投稿が寄せられた。
「夫が人に私を紹介するときにいつも『妻はニートです。』と言うのですが、それがどうしても許せません」
夫は仕事が忙しく、家事育児はほぼ100%自分がやっているため、「ニートじゃなくて主婦と言って」と頼んでも、聞く耳を持たないそう。
夫が妻を「ニート」と呼ぶのは、妻をバカにしていると見られると抗議しても、夫は「そんな風に思う人はいない」「ニートはかっこいいイメージだよ。あくせく働いている方がカッコ悪い」などと反論。しまいには、「どうでもいいことでうるさいよ?」「しつこい!」などと逆ギレされてしまったという。(文:篠原みつき)

BIGLOBEニュースより

 私も、元夫と一緒に生活をしている時は、しょっちゅう「俺が食わしてやっているんだから偉そうにするな」と言われて、そんな元夫に反省を促すべく長い闘いの日々を過ごした。
 その辺のことは、こちらの記事に書いた↓

  ↑こうして、元夫から謝罪を受けて、私の長い長い闘いは終わり、最終的には感謝でキレイに締めくくることができた。

 でも、私の場合は時間がかかっても、ちゃんと自分の存在価値を認めさせることが出来て良かったけど、いくら頑張っていても、収入とか肩書きという面で低く見られがちな専業主婦という立場の女性は、自分を認めないような言葉には傷ついてしまう。

 そのお悩み掲示板の返信にも、主婦たちの怒りの声が溢れていた。
 でもその中に、「ご主人を人に紹介する時には、ATMの夫です。と言ってあげよう」という、すっごく素敵で面白いコメントがあって、ちょっと癒されたけど。

 そんな風に、人は置かれた環境で、自分に対して発せられた言葉ではなくても、他愛のない言葉でも、簡単に人を嫌いになれたりするのだ。

 『嫌われる勇気』という言葉があって、ずっと違和感があった。

 でも、たまたま目にしたレビューで、ああ、人はその人がどうとかじゃなく、自分という存在が脅かされたように感じたら、あっという間に好きだった人のことも嫌いになるんだな〜と思ったら、勇気なんて大そうなものを使わなくても、人に嫌われることを受け入れられる気がした。

 嫌い!=私を認めて!だったりするんだよね。

 なんて…そんなことを感じたので書いてみました。
 今回はだいぶ脱線続きでしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
 では、また(๑˃̵ᴗ˂̵)

 そうそう!結局この本を買ったよ〜↓お洒落な考え方が参考になる♡

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