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ゴジラシリーズ全作レビュー&イラスト(4)『モスラ対ゴジラ』


ゴジラ4作目は全作に続き本多猪四郎監督作品です。別シリーズで『モスラ』が少し前に公開されていますので、今風に言うとマルチバース的展開で、ゴジラのバースにモスラが登場したわけです。

ストーリーはこんな感じ

大型台風で被害を受けた地区を取材する毎朝新聞の酒井(宝田明)と純子(星由里子)は虹色に光る卵を発見する。静之浦海岸に漂着した巨大な卵、ハッピー興行の熊山はこの卵を見せ物にした巨大レジャーランドを建設する。これはインファント島のモスラの卵であり小美人は返してほしいと言うがハッピー工業は返さなかった。
そこにゴジラが出現、なすすべのない人々はインファント島に行きモスラにゴジラを倒してほしいと頼むが、、、

まずはゴジラ映画の永遠のヒロイン星由里子さんです。今回似顔絵描くので元写真を凝視していたら意外にメイク濃いんですね、、ナチュラルのノーメイクのイメージがありますがやっぱり映画で映えるには”ナチュラルに見えるメイク”が必要なんだなあと感心しました


今見ると宝田明と星由里子がでてくるだけで感涙を禁じ得ないものがあります。

この『モスラ対ゴジラ』はコメディタッチでとても親しみやすく大ヒットしました。別作品『モスラ』の方もフランキー堺が主演していたりしてコメディタッチですので、その流れがゴジラシリーズにもつながっています。

物語としてはなかなか時代を先取りするテーマがみられます。
生態環境を人間がレジャーのために破壊していること、そのエコシステムの崩壊によって引き起こされること。
ハッピー興業の身勝手な理屈は『ジョーズ』で観光を重視して鮫問題を放置する市長にも重なります

子供のころみたときはザ・ピーナッツ演じる小美人の不思議な雰囲気、音楽が印象的でした。

ゴジラシリーズの中でも名作といえる一本です

ではでは

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