Vol.22 3年間の勉強の流れ

前回は社会人入学者向けに "環境を上手に使いましょう" ということをお話ししました。

新卒の学生や社会人同士でも、勉強ができると他の学生に頼られるようになります。それは自分自身の理解を深めるチャンスなので、足蹴にせずにその人が理解できるように説明する練習にして下さい!


さて、今回はすごくざっくりにはなりますが、3年間通しての一連の流れをお話ししようと思います。

在学中の方には不安を少しでも和らげる、次期入学者の方にはイメージがつくと嬉しいです。


早速本題に入りますが、いくつか問題を出してみます!

 1. 人間は何個の骨で構成されていますか?

2. 人間には何個の筋肉がありますか?

3. 人間は何個の臓器がありますか?

4. 人体は何個の細胞で構成されていますか?

5. 人間の何割が水分ですか?


あなたはこれらの問題に答えることができますか?

答えることができたあなた。おめでとうございます。

入学後も勉強に遅れを感じることなく安心して授業に参加することができるでしょう。


そして上記の問題に答えることができなかったあなた。心配ご無用。

あなたも入学後、難なく授業についていくことが可能です。笑


ん?ってなりました?笑

上記の問題に答えることができても、答えることができなくても問題ないと言いうことです。

なぜなら、人間に関する基礎中の基礎から勉強し始めるからです。

必要最低限の知識として、 "人は生き物だ" ということぐらいは知っておいた方がいいです!笑

え?そんなことでいいの?と思ったあなた!

それだけでいいんです。柔整師になるための知識は今からつけていくのでご心配なく!ただ、入学後はしっかりと勉強に励んで理解するように努力は継続してくださいね!


さて、入学後から3年間の一連の流れですが、ざっくりいうと…

一年次:

体に関する基礎知識を覚えまくる(点を増やしまくる)

柔整師とは?というところを学ぶ

二年次:

継続して知識を増やす(引き続き点を増やす)

怪我の仕組みや治る仕組みを学ぶ(点が線になっていく)

三年次:

詰め込んだ知識を応用させる(あらゆる点を線にする)


びっくりするぐらいざっくりですが、こんな感じです。笑


ここからは私の実体験!

入学直後は自分でもビビるぐらい勉強に打ち込みました。

高校時代は300人中280番ぐらいバカだった私が、専門学校一年次は160人中18番という奇跡。笑

ここで気付いて欲しいことがあります!

それは 高校までの学力は本当に関係ない ということです!

当時の私は身体のことに興味津々。しかも難しい事はなくただ覚えていくだけ!身体に興味があった私は、覚えることが全然苦ではありませんでした。むしろ楽しくてどんどん吸収していきました。

月日が経つにつれて友達ができて遊ぶようになったり、部活動に力をいれるようになりました。すると勉強に対する気持ちがどんどん低下。そして極め付けは春休みに行ったハワイ旅行。最っ高に楽しくてエンジョイ気分が抜けないまま二年生に!

先ほどもお話ししましたが、二年次から点を線に繋ぐような勉強になっていきます。ここで私は脱落しました。笑

本当にびっくりするぐらい遊び呆けた二年次。我ながら何をやっていたんだ?と思います。そしてここで脱落したハンデは後に大ダメージに変わります。

三年次。本来であればあらゆる点が線に変わるタイミングなんです。ただ、2年次をサボっていた分、必要な点も不足しているし、つながっているはずの線もない状態だったんです。

やっと焦り出した私は線に繋ぐのを諦めました。笑

そして恥ずかしながら点を増やす作業から始めました。ただ、一年次に蓄えていた点がここにきて助けてくれました。

意識的には点を増やす勉強しかしていなかったんですが、気がついた時には点線ぐらいの状態になっていました。

そして焦り続けること半年ぐらい。笑

秋ぐらいに一気に線に繋がったタイミングが訪れたのです。

*基礎知識がない分、線も不十分だったのは言うまでもない。笑

そして迎えた国家試験。本当に辛うじて合格することができたのです。

あの2年次のサボりがなければどれだけ楽にパスできたのだろう?

どれだけ卒業後すぐにスキルに変わっていたのだろう?

想像してもイメージが湧きません。笑

おかげさまで、卒業後大変な思いをしております。


最後に一言!

息抜きはとても大事です!でも脱落はしないで下さい!

自分のペースで大丈夫、少しずつでも大丈夫!

勉強がわからない不安もあると思いますが、この点がいつか線に変わると信じて続けて下さい!

なかなか線にならない人も、一気に線に繋がるタイミングがあります。

諦めずにコツコツと頑張っていきましょう!!

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