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「ちがい」を知って考える授業を通して、学びと安心を届けたい(進藤 夏葉さん|ReBit職員)

現在挑戦中のクラウドファンディングに合わせて、ReBit職員、ReBitメンバー、マンスリーサポーターなどに特別インタビューを実施!✨これから毎週月曜日に更新されるので、お楽しみに📝💕

記念すべき第1回目は、LGBT研修講師育成「diverseeds」の募集紹介記事でも登場した“しんちゃん”こと進藤夏葉さんにインタビューをしてみました。

進藤さんは現在、研修講師として全国を飛び回るだけではなく、LGBT研修講師育成プログラムにも関わってもらっています!とびっきり素敵な笑顔が印象的な進藤さんのインタビューをお楽しみください😊

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(真ん中にいるのが、しんちゃん!いつも皆のムードメーカー!)

Q1:進藤さん、よろしくお願いいたします!早速ですが、どんな子ども時代を過ごしていましたか?

進藤:小学校時代は、あまり「性別」というものを意識することなく、服装も一緒に遊ぶ相手も、自由に選んでのびのび過ごしていました。ランドセルなどの“男女”分けされやすいものについては、「女の子はこっち(赤いランドセルを指される)」というものがあるんだなと思いながらも、そういうのさえ我慢すれば他は自由に選べるとのんきに過ごしていました。
中学生になると、制服や学校の“男女”分けだけでなく、一緒にいる人や好きなものなども、「みんなが考える"ふつう"」に合わせていかないといけないらしい…!という空気感を突然感じ始めて四苦八苦していました。
みんなが“当たり前”にしていることを、自分がするとなると抵抗感がでてきて、「自分はなにかみんなと違うのかな…?」と不安になり始めていました。同じ部活の女の子の友だちへの恋心に気づいてからは、自分の明確な「ちがい」に戸惑いながらも、必死に隠して過ごしていました。

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Q2:周りとの「ちがい」に戸惑い、隠しながら学校生活を過ごすだなんて苦しいですよね…。ちなみに、これまで先生に言われて印象的だった言葉や印象的な大人の方はいますか?

進藤:当時はセクシュアリティ(性の在り方)どころか「ちがい」について前向きな言葉を発信する大人が身の回りにはいないように感じていました。だから「ちがい」があることはダメなことなんだと、だんだん考えるようになっていきました。その価値観で物事を判断してしまい、自分だけでなく、周りの人も傷つけてきてしまったなという経験は大きな後悔ですね。
その後、高校時代に不登校と再入学を経験したのですが、その中で「ちがい」を肯定してくれる大人に出会えたことで、自分も周りも肯定することを学びました。
「ちがい」が「その人らしさ」と捉えて肯定してくれる大人が小さい頃から側にいてくれたら、自分自身に対しても周りに対しても、よりやさしいものになっていったのではと思います。

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Q3:そういう大人に小さい頃から私も出会いたかったです(涙)。現在、「Ally Teacher's Tool Kit」を全国200校に届けるためにクラウドファンディングに挑戦中ですが、この教材に対してはどんな願いがありますか?

進藤:私は現在、講師として全国の子どもや先生方に、出会いを通じて多様な性から「ちがい」を考える授業や研修を担当しています。しかし、授業や研修を届けられる学校の数も非常に限られています。
この教材を通して、直接は会いに行けない学校にも、よりたくさんの子どもに、「ちがい」を知って考える授業を通して、学びと安心を届けられたらと思っています。
一度の授業をきっかけに、先生や子どもが一緒に「ちがい」について考え、よりみんなが安心できる学校づくりのきっかけとなることを願っています。

Q4:本当にそうですね!!最後に、クラウドファンディング達成に向けて一言をお願いします!

進藤:子どもにとって身近な大人である先生が、授業で前向きな情報を発信して学びと安心を届けられるところが、この教材の素敵な魅力だと思っています。全国の学校にさらに無料で届け続けるために、応援をぜひよろしくお願いします!

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【詳細】
2019年度のグッドデザイン賞受賞をきっかけにクラウドファンディングに挑戦中!学校を変えるデザインが"グッド"と評価された教材を全国に届けるために、ぜひご支援をよろしくお願いいたします!
◯目標金額:100万円
皆さんのご寄付は、学校に無料で教材を届けるために使用させていただきます!(認定NPO法人ReBitへのご寄付は、寄付金控除(税制優遇)の対象となります)
◯ご寄付はこちらから:http://bit.ly/2Nxn09N


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