極度の緊張感が生んだ獣
すぐ逃げる・反発する・言い訳する。
私です。
感情の起伏が激しく、半分くらいの感情と言いますか、フラットな状態が分からない状態が長く続きました。
この感覚って人間らしいと言うかもはや獣っぽいなと思います。自分がそうだったのでそう思うのですが。
最近になって気付いたのが、過度の緊張感に晒されると感覚が過敏になって、獣に近くなってしまうのでは無いか?ということ。
攻撃してくるものに対し、逃げたり攻撃することで身を守る。
些細な事にも、とても敏感。
そうやって生きてくるしか無かった事は悲劇的ですが、そうやって生き抜いてきたのに、そのままではなかなか人間の世界では生きづらい。
獣から人間になりたいのですが、何せ感情の引き出しも圧倒的に怒りが多くて種類が少ない、優しさや思いやりもどんなものだか良く分からない(家族関係は冷え切っていましたし、社会に出ても獣みたいに牙を剥いていたので、優しさに触れる機会が無かった)
どうしたら獣に近くなってしまった人が人間らしくなれるのかなぁ・・・と考えていたら、獣・・・野獣・・・あ!美女と野獣!
私は美女と野獣がとても好きなのですが、自分が獣だったからでしょうか?気付いていなかった。(晩餐の食器や家具が踊るのが好き)
ちなみに美女と野獣は、魔法で獣にされしまった人間が本当の愛を手に入れると人間になれるというお話です。
真心を猜疑心で幾度も遠ざけてしまうけど、心の動きを感じ自分では無い他者を思うことで、優しい心が生まれる。。。そして人間になれる。
自分の事ばかり考えていた野獣が、他者の発言に耳を傾け、他者を想う事で人間の心を取り戻す。
このプロセス、今の自分が進んでいるところなのですが、本当に大事だと思います。
極度の緊張を強いられてきた人は、自分を守ることに一生懸命で、他者を迎え入れる心の準備が出来ていない。
自分を守ることは大事ですが、籠城していては、寂しさは消えることが無いでしょう。
守っているつもりで、周りを攻撃していること、多いです。
生きていくために身に付けた攻撃や逃げ足。大事な能力です。
ですが、実は人間の世界ではそんなに使う機会は無い。
生きるか死ぬかの状況なんて。実は本当に死ぬ時くらいしか無い。
少しその警戒心を緩めて、周囲の人を観察してみて。
自分では無い人の事を想ってみると、心に余裕が生まれると思います。
人生は自分の事だけ考えているには長すぎるから。
当たり前な事なんでしょうが、
人を想ったり人と心を通わせるという事は、人間らしく生きていくためにはとても大事な事なんですね。
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