インタラクティブ価格帯別出来高インジケーター『VPIR』
こんにちは、キツネです🦊
今回開発したのは、TradingView無料ユーザーでも使えて、チャート上でドラッグ操作ができるインタラクティブな価格帯別出来高インジケーター(VPIR)です。
まずはインジケーターの操作感を以下の動画でご確認ください
TradingViewでは価格帯別出来高インジケーターが(なぜか)有料ユーザー向けに提供されていますが、セッション区切りであったり、可視範囲でしか表示されなかったりと意外に使い勝手が悪く、評判が良くありません。
また、コミュニティ有志が価格帯別出来高のインジケーターを公開している場合もありますが、静的で現在足からしか遡れなかったり、そもそも期間指定ができなかったりと、マーケット分析には機能不足のものばかりです。
このインジケーターはTradingViewコミュニティ初のインタラクティブモードに加え、バリューエリア計算、VAH・VAL表示、PoC(Point of Control)表示、価格帯別出来高の実数値表示、VA並行計算など、価格帯別出来高インジケーターとして必要な全ての機能を搭載しました。
『VPIR』は既存のVPVRの欠点を改善し、よりマーケット分析に最適化された次世代の価格帯別出来高インジケーターとなっています。
2021年4月23日追記
VPIRツールリリースの翌日、TradingViewでも出来高プロファイル周りのアップデートがありました。固定期間の出来高プロファイルを表示できる公式ツールとしてVPFRがリリースされましたが、依然として有料ユーザーしか使用することができず、またVAの並行計算機能もサポートされていません。
VPIRは、VAを並行計算することにより、以下画像のように出来高プロファイルの山部分を自動判定して水平線を描画してくれます。
一般的な最大値計算とは異なり、「ボリュームゾーン」を自動判定できることがVPIRの強みです。従って、水平線が一箇所に固まったり、ボリュームが薄い価格帯に水平線が描画される心配もありません。
公式インジケーターやコミュニティツールには存在しないユニークな機能ですので、『VPIR』を使用する優位性についてご理解いただけたと思います。
2021年5月7日追記
『VPIR』をより初心者向でも使いやすいように水平線描画に特化・カスタマイズした姉妹インジケーター『VALine』をリリースしました。インタラクティブなインジケーターは敷居が高いなと感じる方は、ぜひこちらもご検討ください。
概要
価格帯別出来高(VP)とは?
取引量(Volume)を価格軸ベースで表示できるため、取引構造上レジサポ転換(ロールリバーサル)が起きやすい価格帯を推し量ることができます。上記の例だと、46682〜47656ドルがバリューエリア(VA)となっており、その中でも47160ドル付近で18.18K(約18000BTC)の出来高が付いていることが分かります。
二つ目の価格帯についても、12K(約12000BTC)の出来高が付いた44420ドル付近を中心に抵抗帯として機能しているのが見て取れると思います。
このように、取引量情報を時間軸ベースではなく価格軸ベースで再構成することで、チャートパターンとしてではなく、あくまで構造的な抵抗帯を可視化できるのがVPの強みであると言えるでしょう。
価格帯別出来高の適用範囲をインタラクティブに操作することで、マーケット分析をより直感的に可視化することができるのがVPIR最大の提供価値です。
価格とメンバーシップ決済方法
edjjが提供するインジケーターは月額4980円(年会費割)で全てご利用いただけます。以下のメンバーシップ入会ページから、インストラクションに沿って決済を行なってください。
サブスク移行についての詳細は、以下記事で掲載しています。
使用マニュアル
更新履歴
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