見出し画像

私(理学療法士)が統計学の勉強を始めた日の事

こんにちは。中学・高校では数学が一番苦手だったジローです。

大人になって、まさかこれだけ数学(あと、英語も・・・)に手間取るとは。もっと真面目に勉強しておけば良かったと後悔が残りますが。

公衆衛生大学院では、医療統計の習得にかなりの時間を使います。それは、集団の不健康問題を特定することや、何か対策(政策)を行った場合の効果があるかを検証する必要があるためです。

幼い頃からの、算数アレルギーを大人までこじらせていたので、これには非常に苦労をしました。しかし、これは以下のような出来事があり、統計リテラシーを身につけていないと、「人に騙される」「知らずに人を騙してしまう」と思ったからです。

テレビを見て「これ、嘘やん!」と言った日の事を忘れてはいません。

「その日」の前兆から (院内でモヤモヤ)

ことの発端は、その数日前に、ある会議か研修かで、うちの部署が、感染だか医療安全かで「悪い」と言いあげられた事がありました。その時、何かがおかしいと思って反論したのですが、上手く言い返すことができませんでした。その時に、「データが全て物語っています、、、」「悪さは、データに現れています」と言い返されてしまいました。かなりモヤモヤしていたんですよね。

その日は突然訪れた

間髪入れずに、数日後に家でお昼のワイドショーを見ていると、このような特集でした。税と社会保障の一体改革の事だったので、おそらく2012年くらいでしょうか?(実際の増税は2014年でした)。

コメンテーターが「この結果であれば、今回は増税するしか無いですね」と言いました。

私は「銀座?家の前の道路でアンケートをしたら、違う結果になるのでは?」と言いました。本当に、その直感的に「あれ、もしかしてデータに騙されているのでは?」という気分になったのです。
勉強していると、後々に以下のようにまとまりました。

テータは(意図的であれ、知らず知らずのうちであれ)、嘘をつく事を知り、怖いなと思いました。悪意のある誤ったデータから自分も、周りの人も守る必要があると感じて、その日のうちに統計の勉強を開始しました。
(その後、どうやら統計ではなく、疫学の話だわ)となるのは、それから何年も後の話ですが。

後々に勉強していくうちに、院内のデータも集計の仕方がバラバラであったり、比べてはいけない物を比べたようなものでした。何となくの自分の直感とは合っていました。

しかし、ダメなデータで部署員が傷ついたわけなので、発表した(集計した)人、うまく反論できなかった自分もどちらもダメなわけで。

これからも、しっかりデータ分析に関する学習を続けていく予定ですし、理学療法に役立つような統計や疫学の内容については発信を続けていきますので引き続きよろしくお願い致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?